v24.9.6861

項目


- 概要
DCAM-API "Property"
値のタイプ
アトリビュート
プロパティグループ(TBD:future)
関数
- 値
最大、最小、ステップ及び初期値
- 基本のアトリビュート
READABLE, WRITABLE, read-only, write-only
AUTOROUNDING
STEPPING_INCONSISTENT
VOLATILE
DCAMSTREAM
ACCESSREADY
ACCESSBUSY
- 高度なアトリビュート
UPDATED
CHANNEL
VIEW
ARRAY
INITIALIZE IMPROPER
- 機能
Value text
Enumeration
- プロパティグループ
Trigger properties
Advanced Trigger properties
Exposure time properties
Anti-blooming properties
Sensitivity properties
Sensor temperature properties
Contrast enhancement properties
ALU properties
Data Reduction properties
Output Trigger properties
Master Pulse properties
Readout properties
Binning and sub-array properties
Timing information properties
Output data type properties
Frame bundle properties
System properties
- テクノロジー
TDIセンサモード

このチャプターの先頭へ戻る


最初にお読みください


この書類およびサンプルコードは浜松ホトニクス株式会社(以下HPK)の内部文書であり、DCAM-APIを使ってホストソフトウエアを作成するユーザーの要求で開示されます。
上記目的に従い、所有者はこの書類およびサンプルコードに対してライセンス/転送などの権利を有しません。
この書類に基づいて開発されたソフトウエアを使って発生するいかなる損害もユーザーの責任となります。
この書類には技術的または記述上の誤りが含まれる可能性がありますが、HPKはそれらに伴う損害を補償しません。
HPKはこの書類に含まれる情報が更新された場合に通知は行いません。
ブランド名ならびに製品名は商標または登録商標です。 HPKは、この文書の著作権を有しています。
HPKの許可無く、本書類の一部または全部の複製/送信/転載/翻訳/意訳を認めません。

このチャプターの先頭へ戻る


序文


この取扱説明書は、浜松ホトニクス株式会社で製造されたデジタルカメラ(以後「デジタルカメラ」と表記)を制御するDCAM-APIの仕様が記載されています。 DCAM-APIのソフトウエア開発キットは「SDK」、デジタルカメラを制御するドライバ部分を「モジュール」と呼びます。
SDKは、DCAM-APIへのアクセス方法を示したサンプルアプリケーションのソースコードから成ります。 SDKユーザーは、このソフトウエアのソースコードを編集して、新たに新しいプログラムを作成するといった自由な使い方をすることができます。
このSDKは関数の数をできる限り少なくし、C言語を使用することで理解しやすくなるように設計されています。
この文書は、デジタルカメラの機能を制御するためのプロパティの使い方が記されています。
この文書内の数値は、画像を取得するデジタルカメラによって異なる可能性があります。数値は単に例であり、正確な数値ではありません。

このチャプターの先頭へ戻る


概要


DCAM-API "Property"
DCAM-API バージョン3.0でPropertyに関する関数がいくつか追加されました。 "property"という言葉は、デバイスのパラメータを示しています。 アプリケーションはこれらの新しい関数を使うことで、デバイスパラメータの取得、設定または確認を行うことができます。
それぞれのプロパティにはIDが割り当てられています。また、全てのプロパティは、たとえデバイスが整数で扱っている場合も、値をdoubleの浮動小数点で扱います。
それぞれのプロパティは、最小値、最大値、ステップ数、デフォルト値と名前を持っています。 プロパティの中には列挙型で、それぞれの値に対応するテキストを持っているものがあります。 このようなテキストのことを「バリューテキスト」と呼びます。

値のタイプ
プロパティの値にはMODE, LONG, REALの3種類のタイプがあります。 これらの値は64ビット倍精度で扱われます。 しかし、REALが64ビット浮動小数とみなされるのに対し、LONGとMODEは内部では32ビット整数とみなされます。 LONGとREALは数字上の値となりますが、MODEは数字ではなく、DCAM-APIが独自に定義した整数型のIDとなります。 すべてのMODEとLONG, REALの一部は、値に対して文字列が割り当てられます。

DCAM-APIは以下のフラグを定義しています。
プロパティ型 識別子
MODE DCAMPROP_TYPE_MODE
LONG DCAMPROP_TYPE_LONG
REAL DCAMPROP_TYPE_REAL

アプリケーションはDCAMPROP_ATTRの構造体のメンバであるattributeから、DCAMPROP_TYPE_MASKを使用することにより、それぞれのタイプを区別できます。 またアプリケーションは、DCAMPROP_ATTR_HASVALUETEXTフラグを使うことで、値に対して文字列が割り当てられているか判別することができます。

DCAM_IDPROP_BINNINGプロパティは、DCAMPROP_TYPE_MODEです。
DCAM_IDPROP_TRIGGERTIMESプロパティは、DCAMPROP_TYPE_LONGです。
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIMEプロパティは、DCAMPROP_TYPE_REALです。

全てのプロパティの値は、これら3つのタイプのどれかになります。 しかしながら、値のタイプは将来変更される可能性があります。 アプリケーションは、プロパティの値のタイプを推測するべきではありません。DCAMPROP_ATTR構造体のアトリビュートメンバを確認して、互換性を保ってください。
アプリケーションは、それぞれのプロパティのデフォルト値、範囲を確認することができます。 これらも、DCAMPROP_ATTR構造体に含まれています。

アトリビュート
各プロパティはアトリビュートを持ちます。各アトリビュートはプロパティの特徴を示してします。

DCAMPROP_ATTR構造体のアトリュビュートメンバには、下記のアトリビュートが含まれます。
Attribute 説明
READABLE このプロパティの値はアプリケーションによって読み取り可能です。
WRITABLE このプロパティの値はアプリケーションによって変更可能です。
AUTOROUNDING アプリケーションが正確なプロパティ値をセットしなかった場合、値は自動的に変更されます。 モジュールは通常一つ上の値に切り上げます。しかし、値が上限値を超えている場合は切り下げを行います。 MODEプロパティはこのアトリビュートになりません。
SETPPING_INCONSISTENT ステップ値は範囲全体で一定ではありません。
VOLATILE このプロパティ値は、デバイスによって手動および/または自動的に変更できます。
DATASTREAM このプロパティの値を変更すると、データストリームに影響します。
ACCESSREADY この値は、このプロパティがREADY状態のときに読み取られるか変更される可能性があります。もしプロパティにこのアトリビュートがなく、BUSY状態でアクセスした場合、DCAMはDCAMERR_ACCESSDENYを返します。
ACCESSBUSY この値は、このプロパティがBUSY状態のときに読み取られるか変更される可能性があります。もしプロパティにこのアトリビュートがなく、BUSY状態でアクセスした場合、DCAMはDCAMERR_ACCESSDENYを返します。

DCAMPROP_ATTR構造体のアトリビュート2メンバには、下記のアトリビュートが含まれます。
Attribute2 説明
ARRAYBASE パラメータが複数ある場合があります。例えば、アウトプットトリガのコネクタが複数あるカメラがあり、それぞれのコネクタにはいくつかのパラメータがセットされます。 DCAMではこのメカニズムのことをARRAYと呼びます。 ARRAYの先頭の要素にはARRAYBASEフラグが立ちます。
ARRAYELEMENT プロパティがARRAYの要素であった場合、ARRAYELEMENTフラグが立ちます。
INITIALIZEIMPROPER プロパティがdcamdev_openでイニシャライズされなかったとき、INITIALIZEIMPROPERフラグが立ちます。例えば、温度設定のフラグが立ちます。

アプリケーションは、DCAMPROP_ATTR構造体とdcamprop_getattr()関数を使用することによって、アトリビュートを取得できます。DCAM-APIは、下記のフラグを定義しています。

アトリビュートのメンバ
アトリビュート ID
READABLE DCAMPROP_ATTR_READABLE
WRITABLE DCAMPROP_ATTR_WRITABLE
VOLATILE DCAMPROP_ATTR_VOLATILE
INFLUENTIAL DCAMPROP_ATTR_INFLUENTIAL
STEPPING_INCONSISTENT DCAMPROP_ATTR_STEPPING_INCONSISTENT
AUTOROUNDING DCAMPROP_ATTR_AUTOROUNDING
DATASTREAM DCAMPROP_ATTR_DATASTREAM
ACCESSREADY DCAMPROP_ATTR_ACCESSREADY
ACCESSBUSY DCAMPROP_ATTR_ACCESSBUSY

アトリビュート2のメンバ
アトリビュート2 ID
ARRAYBASE DCAMPROP_ATTR2_ARRAYBASE
ARRAYELLEMENT DCAMPROP_ATTR2_ARRAYELLEMENT
INITIALIZEIMPROPER DCAMPROP_ATTR2_INITIALIZEIMPROPER

プロパティアトリビュートは、デバイス毎に独立しています。デバイス毎に異なるアトリビュートを持っています。 アプリケーションは、異なるカメラ間で同じアトリビュートを持っていると仮定すべきではありません。 例えば、DCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATURETARGETは、いくつかのカメラでは、読み書き可能ですが、他のカメラではこのプロパティは読み取り専用です。

Property Group(TBD:future)
DCAM-APIは多くのプロパティを持っており、ユーザーが制御したいプロパティを見つけることが難しいことがあります。 この状況は、アプリケーションの開発者にとって問題となることがあります。
DCAM-APIは、全てのプロパティをいくつかのグループに分類しています。アプリケーションもユーザーも、この分類を意識する必要はありません。しかし、それぞれのプロパティや、その関係性を理解するのに役立ちます。 特にプロパティを列挙する機能を有するアプリケーションには役立ちます。
DCAM-APIには現在、下記のグループが定義されています。このリストは、新しいプロパティグループを含むデバイスが開発されると拡張されます。
名前 ID
SENSOR MODE DCAMPROP_GROUP_SENSORMODE
TRIGGER DCAMPROP_GROUP_TRIGGER
MECHANICAL SHUTTER DCAMPROP_GROUP_MSHUTTER
EXPOSURE DCAMPROP_GROUP_EXPOSURE
LIGHT MODE DCAMPROP_GROUP_LIGHTMODE
SENSITIVITY DCAMPROP_GROUP_SENSITIVITY
SENSOR COOLER DCAMPROP_GROUP_SENSORCOOLER
READOUT SPEED DCAMPROP_GROUP_READOUTSPEED
READOUT AREA DCAMPROP_GROUP_READOUTAREA
CONTRAST ENHANCE DCAMPROP_GROUP_CONTRASTENHANCE
COLOR BALANCE DCAMPROP_GROUP_COLORBLANCE
ALU DCAMPROP_GROUP_ALU
FRAME BUNDLE DCAMPROP_GROUP_FRAMEBUNDLE
OUTPUT TRIGGER DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER
TIMING INFORMATION DCAMPROP_GROUP_SYNCTIMING
IMAGE INFORMATON DCAMAPROP_GROUP_IMAGEINFO
SYSTEM DCAMPROP_GROUP_SYSTEM

関数
プロパティには8つの関数が存在します。 dcamprop_getattr()関数は、DCAMPROP_ATTR構造体によりプロパティの情報を返します。 dcamprop_getvalue()関数、dcamprop_setvalue()関数はプロパティの値の取得と設定を行います。 dcamprop_setgetvalue()関数は、プロパティの値を設定し、設定された値を取得します。 dcamprop_queryvalue()関数は、アプリケーションが値を設定する際にプロパティへ値を設定せずに設定される値を返します。 またこの関数は、設定した値の次もしくは前の値を取得することができます。 dcamprop_getnextid()関数は、デバイスがサポートしているプロパティのIDを返します。 またこの関数では、プロパティが変更された際、更新されたプロパティを列挙することもできます。 dcamprop_getname()関数は、プロパティのテキストを取得します。 dcamprop_getvaluetext()関数は、DCAMPROP_VALUETEXT構造体で指定したプロパティの値のテキストを返します。

このチャプターの先頭へ戻る



最大、最小、ステップ及び初期値
多くのプロパティは初期値及び設定可能な範囲を持ちます。 DCAMPROP_ATTR構造体のメンバであるアトリビュートにDCAMPROP_ATTR_HASRANGEフラグが立っているときには、valuemaxとvalueminは有効な値になります。 DCAMPROP_ATTR_HASSTEPフラグが立っているときはvaluestepが有効になり、DCAMPROP_ATTR_HASDEFAULTフラグが立っているときは、value defaultが有効になります。
valuemaxとvalueminから、Propertyに設定できる最大値と最小値を取得できます。 これらの値は、読み込みや書き込みのデータレンジに影響します。
valuestepメンバは、2つの設定可能な値の間隔です。 例えば、プロパティ値が3200と5100に設定できる場合、valuestepは1900です。
valuedefaultメンバは、初期化時に設定される初期値です。

このチャプターの先頭へ戻る


基本のアトリビュート


READABLE, WRITABLE, read-only, write-only
すべてのプロパティは読み取り可能かつ(または)書き込み可能なアトリビュートを持ちます。 これらのアトリビュートはDCAMPROP_ATTR構造体のメンバであるattributeにDCAMPROP_ATTR_READABLEフラグ、DCAMPROP_ATTR_WRITABLEフラグによって示されます。
アトリビュートメンバの、DCAMPROP_ATTR_READABLEと、DCAMPROP_ATTR_WRITABLEの両方のフラグが立っている場合、dcamprop_getvalue()、dcamprop_setvalue()、dcamprop_setgetvalue()と、dcamprop_queryvalue()がこのプロパティと使用できます。
アトリビュートメンバのDCAMPROP_ATTR_READABLEフラグだけが立っていた場合、dcamprop_getvalue()だけが使用できます。
アトリビュートメンバのDCAMPROP_ATTR_WRITABLEフラグだけが立っていた場合、dcamprop_setvalue()だけが使用できます。

AUTOROUNDING
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIMEなど一部のプロパティは、アプリケーションが正確ではない値を設定することを許しています。 この場合、DCAMモジュールは自動で次に設定可能な値に切り上げられます。 もし設定された値が最大値より大きい場合は、最大値が設定されます。 自動的に設定された値を確認するためには、dcamprop_getvalue()関数を使うことができます。 dcamprop_setgetvalue()関数は新しい値を設定し、同時に実際に設定された値を取得することができます。
dcamprop_queryvalue()は、実際には値を設定することなく、正確な設定可能な値を取得することができます。

STEPPING_INCONSISTENT
一部のプロパティは、レンジの範囲ないで一定のステップを持っていません。 このような場合、アプリケーションは、dcamprop_queryvalue()関数を使うことで、前後の値を取得することができます。 この関数は、新しい値を設定することなく、次の値を返すことができます。 もしプロパティがAUTOROUNDINGのアトリビュートを持っていない場合、アプリケーションは新しい値を設定する場合にエラーが発生しないように正しい値を使用しなければなりません。
例えば、DCAM_IDPROP_BINNING_HORZで、1、2、4または、8が設定可能なカメラがあったとします。 1がステップ値でなかったとしても、DCAMPROP_ATTR構造体のvaluestepメンバに1を設定します。 設定可能な最小値が代用されます。 DCAMPROP_ATTR_STEPPING_INCONSISTENTフラグは、アプリケーションにこのステップの不均一を示します。

VOLATILE
DCAM_IDPROP_TRGGERSOUCEなど一部のプロパティは、予期せずに値が変更されることがあります。 一部のカメラはStart Trigger機能をサポートしており、DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCEをDCAMPROP_TRIGGERSOURCE__EXTERNAL、DCAM_IDPROP_TRIGGER_MODEをDCAMPROP_TRIGGER_MODE__STARTにすることで設定されます。 このモードは、カメラは、トリガを受けることでInternal動作に変わります。 DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCEプロパティは自動的にDCAMPROP_TRIGGERSOURCE__INTERNALへ変更されます。
DCAM-APIには、現在これが起こったことを知らせる手段がありません。VOLATILEプロパティを使用するときは注意が必要です。

DATASTREAM
DCAM_IDPROP_BINNINGやDCAM_IDPROP_BITSPERCHANNELなどのプロパティは、データストリームに影響します。 データストリームに影響を与えるプロパティは、データサイズやタイプを変更することがあります。 そのため、DATASTREAMフラグを持つプロパティを変更した際には、データサイズやタイプなどの値を確認してください。

ACCESSREADY
DCAM_IDPROP_BINNING, DCAM_IDPROP_SUBARRAYMODE,DCAM_IDPROP_BITSPERCHANNELなどはREADY状態の時に設定することができません。 ACCESSREADYフラグが立っているプロパティについては、READY中に読み取りや変更が可能です。 READY状態中に、アプリケーションがACCESSREADYフラグの立っていないプロパティにアクセスした場合は、DCAMはDCAMERR_ACCESSDENYのエラーを返します。

ACCESSBUSY
DCAM_IDPROP_SYSTEM_ALIVEなどは、BUSY状態の時にアクセスすることができません。 ACCESSBUSYフラグが立っているプロパティについては、BUSY中に読み取りや変更が可能です。 BUSY状態中に、アプリケーションがACCESSBUSYフラグの立っていないプロパティにアクセスした場合は、DCAMはDCAMERR_ACCESSDENYのエラーを返します。

このチャプターの先頭へ戻る


高度なアトリビュート


UPDATED
一部のプロパティは他のプロパティが変更された際に、自身も変更されることがあります。 たとえば、DCAM_IDPROP_BINNINGが変更されると、DCAM_IDPROP_EXPOSURETIMEが変更されることがあります。 この場合、アプリケーションは必要に応じて値を確認する必要がありますが、これらの関係性はデバイスによって異なります。 そのため、DCAM-APIでは、更新されたプロパティを列挙する方法を提供しています。
このフラグは、minimum、maximum、stepなどのアトリビュートにセットされます。
サンプル参照 - Enumerate value of UPDATED properties.

CHANNEL
この機能を有するプロパティは、DCAMPROP_ATTR_HASCHANNELのアトリビュートを持ちます。 元々カラーカメラのRGBそれぞれで制御されるパラメータの値の取得、設定、問い合わせを行うためにチャンネルという概念が用意されました。 現在では仕様が拡張され、一度に異なる条件での画像を取得するカメラで各条件の制御を行うためにも使用されています。 デュアルエナジーカメラのローエネルギー、ハイエネルギーやコンフォーカル顕微鏡のサブユニットに関連するプロパティが対象となります。 カメラによってチャンネル数は異なるため、チャンネル数はアトリビュート構造体のメンバ変数であるnMaxChannelもしくはPropertyのDCAM_IDPROP_NUMBEROF_CHANNELから取得します。 チャンネルの制御方法は、イメージのしやすいカラーカメラを例に説明します。 カラーカメラの場合、RGBがチャンネル1, 2, 3に割り当てられます。

dcamprop_setvalue( hdcam, DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + 1 * DCAM_IDPROP__CHANNEL, r ); // red channel
dcamprop_setvalue( hdcam, DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + 2 * DCAM_IDPROP__CHANNEL, g ); // green channel
dcamprop_setvalue( hdcam, DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + 3 * DCAM_IDPROP__CHANNEL, b ); // blue channel

BASE IDでPropertyにアクセスした場合は、対象が全チャンネルになります。 値を設定すれば、全チャンネルに同じ値を設定し、値を取得すれば全チャンネルの値を確認します。 値の取得に関しては、全チャンネルの値が同じでないと値を返すことができないので、値が異なる場合は、DCAMERR_CHANNELDEPENDENTVALUEのエラーが返ります。
カラーカメラには決まった画像フォーマットが存在しますが、デュアルエナジーカメラやコンフォーカル顕微鏡には決まった画像フォーマットがなく、要素別にまとめてデータが出力されます。 DCAMが返す画角情報は画像データ全体を示しており、各要素のデータをアクセスできるように画角関連の一部プロパティもチャンネル機能を持っています。 通常はGENERAL IDとCHANNEL IDでプロパティのアトリビュートが変わることはありませんが、これらは異なり、特殊なチャンネルプロパティであることがわかるようにDCAMPROP_ATTR2_CHANNELSEPARATEDDATAのフラグが立ちます。 また、一部のカメラに関しては各要素のデータに対して出力のオン/オフを制御できるため、DCAM_IDPROP_IMAGE_WIDTHのように通常0になることがないプロパティがCHANNEL IDに対しては0を返す可能性があります。 コンフォーカル顕微鏡を例に値の返り方を説明します。下図は4つのサブユニットを搭載し、2番目のサブユニットの出力をオフしたときのイメージになります。
各サブユニットによる画像が横並びになっており、画角情報を返すプロパティではDCAM_IDPROP_IMAGE_WIDTHとDCAM_IDPROP_IMAGE_TOPOFFSETBYTESがCHANNELSEPARATEDDATAのフラグが立ち、以下のような値を返すことになります。
DCAM_IDPROP_IMAGE_WIDTH Min Max Value
BASE ID any(>0) Sensor Size * 4 Sensor Size * 3
CHANNEL1 ID 0 Sensor Size Sensor Size
CHANNEL2 ID 0 Sensor Size 0
CHANNEL3 ID 0 Sensor Size Sensor Size
CHANNEL4 ID 0 Sensor Size Sensor Size

DCAM_IDPROP_IMAGE_TOPOFFSETBYTES Min Max Value
BASE ID any(>0) Sensor Size * 4 * Pixel Bytes 0
CHANNEL1 ID 0 Sensor Size * 1 * Pixel Bytes 0
CHANNEL2 ID 0 Sensor Size * 2 * Pixel Bytes 0
CHANNEL3 ID 0 Sensor Size * 3 * Pixel Bytes Sensor Size * 1 * Pixel Bytes
CHANNEL4 ID 0 Sensor Size * 4 * Pixel Bytes Sensor Size * 2 * Pixel Bytes

VIEW
DCAM-APIは個別にタイミングを設定できる画像領域を表す用語としてVIEWを定義しています。 デバイスに画像領域が2つ以上ある場合、DCAM_IDPROP_NUMBEROF_VIEWから併用可能な画像領域の数を取得できます。
アプリケーションは、チャンネルと同様の方法でビューを制御できます。 デバイスがチャンネルとビューを両方持っている場合、チャンネルが優先され、ビューはパックされています。 下記は例です。

サンプル。ORCA-Flash 4.0 V3は、センサモードがSPLITVIEWモードのとき、2つのイメージエリアを持っています。
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME
これは全ての露光時間を制御します
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + DCAM_IDPROP__VIEW * 1
これは、一つ目のイメージエリアを制御します
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + DCAM_IDPROP__VIEW * 2
これは、二つ目のイメージエリアを制御します

VIEWは、PLANEより優先されます。CHANNELは、VIEWより優先されます。GENERALはVIEWより優先されます。 下の表は、設定と結果の例です。
設定するID View1 View2
設定前 - n/a n/a
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME 0.11 0.11 0.11
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + DCAM_IDPROP__VIEW * 1 0.12 0.12 0.11
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME + DCAM_IDPROP__VIEW * 2 0.13 0.12 0.13
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME 0.14 0.14 0.14

ARRAY
一部のデバイスでは、複数の類似したパラメータが存在します。 例えば、出力トリガに関連するパラメータは、それぞれのコネクタに対して設定することが可能です。 それらのパラメータは、種類、遅延、幅などになります。 そして設定可能なコネクタの数を示すプロパティが存在します。 DCAMはそのような構造をARRAYと呼びます。
DCAMは、ARRAYのメンバのことをELEMENTと呼びます。 ELEMENTのプロパティIDは、下記の計算式で求まります。

iProp_ArrayBase + iPropStep_Element * N

iProp_ArrayBaseと、iPropStep_Elementは、DCAMPROP_ATTR構造体のメンバです。 これらの値は、dcamprop_getattr()で取得できます。
また、dcamprop_getnextid()を使用してARRAYBASEを取得できます。 しかしELEMENTは取得できません。
有効なELEMENTがある場合、それはHASARRAYアトリビュートを持ちます。 このプロパティは少なくともREADABLEアトリビュートを持ちます。 もし、デバイスがこの値を変更できる場合、このプロパティはWRITABLEアトリビュートも持ちます。

INITIALIZE IMPROPER
ほとんどのプロパティはdcamdev_open()関数によりデフォルト値に初期化されます。 しかし、いくつかの例外はあります。 例えば、センサ冷却のパラメータは、安定したデバイス温度に到達するまでに数分必要とするため、初期化時には変更されません。 DCAMを使用したアプリケーションでは、これらの値を無意識のうちに設定すべきではありません。
それを知らせるために、DCAMPROP_ATTR2_INITIALIZEIMPROPERが定義されています。 この値は、DCAMPROP_ATTR構造体の、attribute2 メンバにセットされます。 アプリケーションは、この値をチェックして、もしセットされている場合は、無意識に値を設定してはいけません。

このチャプターの先頭へ戻る


機能


Value text
一部のプロパティは、プロパティの値をそれぞれテキスト形式で持っています。 全てのMODEのプロパティや、LONG, REALのうちの一部のプロパティは、それぞれの値でテキストを使用しています。 これらのプロパティはDCAMPROP_ATTR構造体のアトリビュートメンバにDCAMPROP_ATTR_HASVALUETEXTフラグを持ちます。

サンプル参照 - Enumerate Value Text

Enumeration
アプリケーションプログラムは一般的に固定のプロパティを使用します。 しかし、一部のアプリケーションはプロパティの詳細が不明であっても、各デバイスが使用可能なすべてのプロパティをサポートしたい場合があります。
DCAM-APIは、アプリケーションがコントロールする必要がある使用可能なプロパティを動的に判定する機能があります。 dcamprop_getnextid()は、サポートされた、更新された、または揮発性のIDを列挙します。 また、プロパティ値を変更する前に、影響を受けるすべてのIDを列挙できます。
二つの列挙法があります。 最初の方法は、サポートされた、更新された、または揮発性のプロパティの列挙に使用します。 dcamprop_getnextid()でプロパティIDに0をセットして、DCAMPROP_OPTION_SUPPORT、DCAMPROP_OPTION_UPDATED、またはDCAMPROP_OPTION_VOLATILEと一緒に使用します。 この関数は、あなたがリクエストした次のプロパティIDを返します。 dcamprop_getnextid()が失敗するか、プロパティ値に0を返した場合、それ以上のIDは存在しません。
もう一つの列挙法は、影響されたプロパティに使用されます。 この方法では、DCAMPROP_OPTION_NEXTの倍数を指定してループを回します。 このループでは、dcamprop_getnextid()を呼ぶ前に毎回、影響元のプロパティIDを指定する必要があります。

以下のサンプルを参照してください。
Enumerate supported properties
Enumerate value of VOLATILE properties
Enumerate value of UPDATED properties
Enumerate value of INFLUENTIAL properties

このチャプターの先頭へ戻る


プロパティグループ


Trigger properties
トリガプロパティは、画像取得のタイミングを制御します。
トリガソースは、DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCEプロパティで設定できます。 DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__INTERNALはカメラの内部同期を指します。 ソースにDCAMPROP_TRIGGERSOURCE__EXTERNALをセットすることで、外部のトリガに同期させることができます。 DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__SOFTWAREは第3のモードを指します。アプリケーションは、同期させるためにトリガを出せます。
トリガには、エッジ、レベル、読み出し同期という3つの種類があります。 エッジトリガでは、トリガが露光の開始となります。 レベルトリガでは、トリガのアクティブな時間が露光時間となります。 読み出し同期トリガでは、2つ以上のトリガの間隔がアクティブな時間となります。 これらのトリガは、DCAM_IDPROP_TRIGGERACTIVEプロパティで選択することができます。
DCAM_IDPROP_TRIGGERPOLARITYプロパティは、トリガのアクティブレベルを選択するために使用します。 DCAM_IDPROP_TRIGGER_CONNECTORプロパティは、外部トリガの入力端子を選択するために使用します。
浜松ホトニクスは、いくつかのトリガモードを用意しています。 DCAM_IDPROP_TRIGGER_MODEプロパティは、下記のモードを選択するために使用できます。

NORMAL DCAMPROP_TRIGGER_MODE__NORMAL
PIV DCAMPROP_TRIGGER_MODE__PIV
START DCAMPROP_TRIGGER_MODE__START: このモードでは、デバイスはトリガを受け取るとインターナルトリガモードで動作します。しかし、プロパティの値は"START"を維持します。

DCAM_IDPROP_TRIGGERTIMESプロパティはいくつかのモードで必要です。

TRIGGER SOURCE Internal Software External
TRIGGER ACTIVE - Edge Level Pulse Edge Level Pulse
TRIGGER MODE NORMAL OK OK OK Few OK OK Few
PIV NG OK None None OK None None
START NG OK NG NG OK NG NG
OK: 組合せはサポートされています。
NG: 組合せはDCAM-APIで定義されていません。
Few: 組合せはサポートされていますが、サポートしているカメラは少数です。
None: 組合せは定義可能ですが、サポートしているカメラがありません。

Advanced Trigger properties
DCAMはGLOBAL SHUTTERのセンサだけでなく、ROLLING SHUTTERのセンサもサポートしています。 GLOBAL SHUTTERは露光時間の開始及び終了のタイミングが、センサのすべての画素において同じになることを意味します。 ROLLING SHUTTERは露光のタイミングが垂直方向にずれていることを意味します。 CCDは常にGLOBAL SHUTTERが搭載されています。 CMOSセンサの一部は両方のタイミングを搭載しており、その他はROLLINGSHUTTERのみになります。
ROLLING SHUTTERシャッタタイプのカメラがトリガモードをサポートしている場合、トリガは、最初のラインのEXPOSUREまたはREADOUTをスタートできます。 二番目以降のラインは、それに続きます。 なので、EDGEトリガに設定してトリガを入れた場合、最初のラインは、すぐにスタートしますが、最後のラインは、1画面の読み出し時間分遅れます。 DCAM_IDPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSUREは、GLOBALと、ROLLING SHUTTERの違いを示します。 センサがGLOBAL SHUTTERで動作している場合、DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__ALWAYSになります。そして、ROLLINGで動作している場合は、DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__DELAYEDになります。
ROLLING SHUTTERの場合、GLOBAL EXPOSUREのスタートは、DCAM_IDPROP_TIMING_GLOBALEXPOSUREDELAYで知ることができます。 値の単位は秒です。
一方で、高度なトリガを備えたカメラがあります。 このモードを選択すると、カメラはインターナルで最速で動作して、最後の画像を覚えています。 トリガが来ると、その時点のフレームの後に読み出しを止めて、ユーザーが設定した時間が経過したら再び読み出しを開始します。そしてこれら二つの読み出し結果の合計が出力されます。 この場合、出力データには、トリガが来る前の露光が含まれます。しかし、トリガが来たタイミングでは全画素が確実に露光されています。 そのため、ストロボを撮影する場合は、この機能が利用できます。 DCAMは、この機能のことをGLOBAL EXPOSURE EMULATIONと呼びます。 この機能を選択するには、DCAM_IDPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSUREに、DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__EMULATEをセットします。
さらに、この状況はSYNCREADOUTと、STARTトリガモードで発生する可能性があります。 仕様により、GLOBAL EXPOSURE EMULATIONは使えません。 そのためDCAM_IDPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSUREは、これらのトリガモードでは、EFFECTIVEではありません。 しかし、最初のトリガは他のトリガとは異なります。 SYNCREADOUTでは、最初のトリガは、通常はそれまでの露光を捨てます。 しかし、ユーザーは、dcamcap_start()と、最初のトリガの間に露光された画像を取得したいかもしれません。 この画像を取得するために、DCAM_IDPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIORが定義されています。 この値がDCAMPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIOR__STARTEXPOSEのとき、カメラはトリガによりEXPOSUREを開始します。また、これがDCAMPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIOR__STARTREADOUTのとき、カメラはトリガによりREADOUTを開始します。 このプロパティは、カメラがサポートしていれば、スタートトリガでもEFFECTIVEです。
上の二つのプロパティはオプションであるため他のトリガプロパティとは独立して設定することができます。 これら二つのプロパティは自動的にEFFECTIVEになります。

Exposure time properties
DCAM_IDPROP_EXPOSURETIMEプロパティは、カメラの露光時間を制御できます。 カメラが複数のチャンネルを持っている場合、各チャンネルの露光時間はDCAM_IDPROP__CHANNELを使用して個別に設定できます。 詳しくはCHANNELの項を参照してくだい。

Anti-blooming properties
一部のデバイスではアンチブルーミングの有効、無効を切り替える機能をサポートしています。 これはDCAM_IDPROP_LIGHTMODEプロパティから制御できます。 DCAMPROP_LIGHTMODE__HIGHLIGHTに設定されているとき、アンチブルーミングの機能は有効になります。 DCAMPROP_LIGHTMODE__LOWLIGHTに設定されているとき、アンチブルーミングの機能は無効になります。

Sensitivity properties
DCAM_IDPROP_SENSITIVITYプロパティは、イメージセンサのアンプを表しています。 EM-CCDカメラはイメージセンサ上のアンプを制御することが可能です。
DCAM_IDPROP_PHOTONIMAGINGは、もう一つのセンシティビティプロパティで、暗い画像に使用できます。

Sensor temperature properties
HPKは多くの冷却CCDカメラを提供しています。 これらは空冷、水冷、液体窒素冷却等が含まれます。 DCAM_IDPROP_SENSORCOOLERプロパティでは、冷却機能を有効または無効にすることができます。 この初期値は、それぞれの冷却機能システムごとに異なるため、初期化時にこの値を確認する必要があります。 一部のカメラではイメージセンサの現在の温度を通知するDCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATUREプロパティをサポートしています。 このプロパティは読み取り専用です。 一部のカメラではターゲットの冷却温度を制御するDCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATURETARGETプロパティをサポートしています。 HAMAMATSUの多くのカメラがこれらのプロパティをサポートしていますが、これらの温度プロパティのうち1つをサポートしていても、他の温度プロパティをサポートしていることにはなりません。

Contrast enhancement properties
コントラストを強調するための2つの主要なプロパティとして、DCAM_IDPROP_CONTRASRGAINとDCAM_IDPROP_CONTRASTOFFSETが存在します。 一部のデバイスでは、これらのプロパティのアトリビュートにVOLATILEのフラグが立つことがあります。 カラーカメラにおいては、個別で値が設定可能な場合には、CHANNELもサポートしています。

ALU properties
一部のカメラではALU機能をサポートしています。 "Recursive"(時には"averaging"と呼ばれる)機能は、DCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTERプロパティによって制御されます。 このプロパティがOFFの場合、出力データは生データになります。 このプロパティがONの場合、出力データはDCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTERFRAMESプロパティによって指定されたフレーム数の平均値になります。
"Spot Noise Reducer"機能は、DCAM_IDPROP_SPOTNOISEREDUCERプロパティによって制御されます。 このプロパティがONの場合、センサ上に現れた"Spot noise"は減少しますが、出力強度も通常の出力より暗くなります。
"Subtract"機能は、DCAM_IDPROP_SUBTRACTプロパティによって制御されます。 このプロパティがOFFの場合、出力データは生データになります。 このプロパティがONの場合、出力データは減算されます。 減算用の画像は、DCAM_IDPROP_STORESUBTRACTIMAGETOMEMORYプロパティで取得できます。 このプロパティはwrite-onlyです。

Data Reduction properties
出力画像のサイズを小さくすることができるカメラがあります。カメラは選択された方法でデータをコード化します。DCAMは、アプリケーションが画像取得関数を呼ぶとデコードしたデータを返します。 DCAMはコード化されたデータを録画するので、録画データのサイズは小さくなります。スピードが速くなるカメラもあります。

Output Trigger properties
いくつかのトリガを出力できるカメラがあります。DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGER_KINDでトリガの種類を選択することができます。DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_POLARITYでトリガの正負を設定できます。 DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__PROGRAMABLEを選択した場合、下記のプロパティでパルスを制御できます。
DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE トリガの基本的なタイミング
DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVE トリガの種類
DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_DELAY トリガの種類が"EDGE"の場合の遅延時間
DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PERIOD トリガの種類が"EDGE"の場合の長さ

Master Pulse properties
他のデバイスと同期するためにマスタパルス機能を備えたカメラがあります。DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCEに、DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__MASTERPULSEを設定すると、カメラはパルスを発生して、それを外部トリガとして使用します。 アウトプットトリガがprogrammableで、トリガソースがtriggerの場合、マスタパルスのタイミングを出力することができます。 Continuous、Start、Burstの3種類から選択できます。Continuousは、画像取得の開始から連続的にトリガを出力できます。Startは、DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_TRIGGERSOURCEで設定したトリガを受け付けるとマスタパルスがスタートします。 Burstは、DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_BURSTTIMESで設定された回数を終えるとストップします。

Readout properties
一部のカメラは複数の読み出しモードがあります。 読み出し速度はDCAM_IDPROP_READOUTSPEEDプロパティから制御可能です。 アプリケーションがDCAMPROP_READOUTSPEED__SLOWESTを設定した場合、読み出し速度は最低速の読み出しモードに設定されます。 アプリケーションがDCAMPROP_READOUTSPEED__FASTESTを設定した場合、読み出し速度は最速の読み出しモードに設定されます。 この値を変更した後読み出し時間は変わります。 この値はデジタルカメラが実際に動いている時間になります。

Binning and sub-array properties
DCAM_IDPROP_BINNINGプロパティは、カメラのビニング制御に使用されます。 このMODEの値が水平及び垂直ビニングに設定されるサイズを決定します。 一部のデバイスでは、垂直、水平を独立して設定することができます。 DCAM_IDPROP_BINNING_HORZプロパティは水平方向のビニングを制御し、DCAM_IDPROP_BINNING_VERTプロパティは垂直方向のビニングを制御します。 独立したビニング値が使用されるためには、DCAM_IDPROP_BINNING_INDEPENDENTプロパティがONに設定されていなければなりません。
サブアレイを制御するための4つのプロパティ:
DCAM_IDPROP_SUBARRAYHPOSプロパティは、水平オフセットを制御します。
DCAM_IDPROP_SUBARRAYHSIZEプロパティは、水平方向のサイズを制御します。
DCAM_IDPROP_SUBARRAYVPOSプロパティは、垂直オフセットを制御します。
DCAM_IDPROP_SUBARRAYVSIZEプロパティは、垂直方向のサイズを制御します。
DCAM_IDPROP_SUBARRAYHPOSと、DCAM_IDPROP_SUBARRAYVPOSプロパティは、データストリームに影響しない限り、BUSYを含むどんな状態でも変更が可能です。 DCAM_IDPROP_SUBARRAYHSIZEと、DCAM_IDPROP_SUBARRAYVSIZEプロパティは、UNSTABLEと、STABLE状態のときだけ変更が可能です。 これらの値は、センサの画素単位によって指定されるため、ビニングの影響は受けません。
サブアレイを設定する場合、二つのルールがあります。 DCAM_IDPROP_SUBARRAYHPOSの値とDCAM_IDPROP_SUBARRAYHSIZEの値の和はセンサの横のサイズと同じかそれ以下でないといけません。 DCAM_IDPROP_SUBARRAYVPOSの値とDCAM_IDPROP_SUBARRAYVSIZEの値の和はセンサの縦のサイズと同じかそれ以下でないといけません。
DCAM_IDPROP_SUBARRAYMODEプロパティがOFFのとき、値が変更されてもこれらのルールはチェックされません。 しかし、DCAM_IDPROP_SUBARRAYMODEがONに設定されたとき、チェックされます。 もし、これらのプロパティがルール違反をしていた場合、dcamprop_setvalue(DCAM_IDPROP_SUBARRAYMODE)は失敗します。

Timing information properties
DCAM_IDPROP_TIMING_READOUTTIMEプロパティはフレームの読み出し時間を返します。 DCAM_IDPROP_INTERNAL_FRAMEINTERVALプロパティは2つのフレームが読み出しを開始するタイミングの間隔を返します。
DCAM_IDPROP_TIMING_CYCLICTRIGGERPERIODプロパティは外部トリガまたはソフトウエアトリガで連続的に動作中のカメラの、トリガ間隔を返します。 もし、次のトリガがこの時間より後に来た場合、トリガは瞬時に働きます。 しかし、次のトリガがこの時間内に来た場合、トリガはジッタを持つことになります。
DCAM_IDPROP_TIMING_MINTRIGGERBLANKINGプロパティは読み出し終了から次の有効なトリガまでの最短時間を返します。

Tc = DCAM_IDPROP_TIMING_CYCLICTRIGGERPERIOD
MinTB = DCAM_IDPROP_TIMING_MINTRIGGERBLANKING
Tx = 次の露光時間
Ti = トリガ間隔
Tb = トリガブランキングの長さ。前の露光終了から次のトリガまでの時間。

以下の条件が成り立ちます。
// Ti=Tx+Tb. //これは定義です。
if( Tx<Tc )
{
(Tb>Tc-Tx)AND(Tb>=MinTB)
}
else
{
Tb>=MinTB
}

Output data type properties
アプリケーションはDCAM_IDPROP_IMAGE_PIXELTYPEプロパティから出力データ形式を選択できます。 この値は、DCAM_PIXELTYPEのいずれかにすることができます。 例として、DCAM_PIXELTYPE_MONO16はB/Wで1画素あたり2バイト、DCAM_PIXELTYPE_RGB24はRGBで1画素あたり3バイトを意味します。
カメラによっては、カメラから1画素当たりのビット数を取得して、新しい値を設定することができます。 値は、DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__8から、DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__16で定義されています。

Frame bundle properties
フレームバンドルとは、画像取得中のEXPOSUREEND, TRANSFERRED, FRAMEREADYといったイベントの数を減らすために、カメラからの出力データをまとめる方法です。 これは、コンピュータがイベントを処理できる速度よりも早くイベントが発生する状況において、アプリケーションがフレームを取りこぼすことができない場合に役に立ちます。
DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_MODEプロパティはフレームバンドルを有効または無効に設定できます。 DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLR_NUMBERプロパティは、フレームバンドルのフレーム数を設定できます。
フレームバンドルモードでは、水平、垂直ともにダミーデータが含まれることがあります。 アプリケーションは、1行のバイト数をDCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_ROWBYTESで得ることができます。また、次のフレームまでのオフセットをDCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_FRAMESTEPBYTESで得ることができます。

System properties
一部のカメラはDCAM_IDPROP_SYSTEM_ALIVEプロパティをサポートしています。 これは、カメラの接続状況を確認するのに役に立ちます。 ただし、これはカメラにアクセスするため、頻繁に問い合わせると画像取り込みに影響を及ぼすことがあります。

このチャプターの先頭へ戻る


テクノロジー


TDIセンサモード
TDIモードを使用する場合、アプリケーションはいくつかのプロパティを設定する必要があります。 TDIでは外部トリガによる動作がもっとも一般的な動作になります。 TDIモードを使用するためには、DCAM_IDPROP_SENSORMODEにDCAMPROP_SENSORMODE__TDIまたはDCAMPROP_SENSORMODE__TRI_EXTENDEDを設定する必要があります。 もしTDIがトリガタイミングで露光時間を制御できるのであれば、DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCEに、DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__EXTERNALを設定する必要があります。 どちらのモードも、DCAM_IDPROP_TRIGGER_MODEに、DCAMPROP_TRIGGER_MODE__TDIをセットする必要があります。
TDIモードでは、カメラはラインセンサと同様の方法で画像を出力します。しかし、通常ラインレートが非常に早いため、それぞれのラインをPCに取り込むことができません。 そのため、アプリケーションは、DCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHTでバンドル数を指定して、バンドルされた画像にアクセスします。

このチャプターの先頭へ戻る


プロパティリファレンス


Sensor mode

DCAM_IDPROP_SENSORMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHT

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SENSORMODE_PANORAMICSTARTV

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SENSORMODE_TDISTAGE

R/W LONG

DCAM_IDPROP_CCDMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_EMCCD_CALIBRATIONMODE

R/W MODE
Readout Speed

DCAM_IDPROP_READOUTSPEED

R/W LONG

DCAM_IDPROP_READOUT_DIRECTION

R/W MODE
Shutter Mode

DCAM_IDPROP_SHUTTER_MODE

R/W MODE
Trigger

DCAM_IDPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIOR

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SYNCREADOUT_SYSTEMBLANK

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGER_FIRSTEXPOSURE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGER_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERDELAY

R/W SECOND

DCAM_IDPROP_TRIGGERACTIVE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERPOLARITY

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERTIMES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_TRIGGER_CONNECTOR

R/W MODE

DCAM_IDPROP_INTERNALTRIGGER_HANDLING

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_POLARITY

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_SOURCE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_BURSTTIMES

R/W LONG
Sensor cooler

DCAM_IDPROP_SENSORCOOLER

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATURE

R/O REAL, Celsius

DCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATURETARGET

R/W REAL, Celsius

DCAM_IDPROP_SENSORCOOLERFAN

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SENSORCOOLERSTATUS

R/O MODE
Sensitivity

DCAM_IDPROP_SENSITIVITY

R/W REAL, LONG

DCAM_IDPROP_SENSITIVITYMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_DIRECTEMGAIN_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_EMGAINPROTECT_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_EMGAINPROTECT_AFTERFRAMES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_ALARM

R/W MODE

DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_LEVEL

R/W LONG

DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_STATUS

R/O MODE

DCAM_IDPROP_PHOTONIMAGINGMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_MEASURED_SENSITIVITY

R/O REAL
Feature

DCAM_IDPROP_LIGHTMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME

R/W REAL, SECOND

DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME_CONTROL

R/W MODE

DCAM_IDPROP_CONTRASTGAIN

R/W REAL, LONG

DCAM_IDPROP_CONTRASTOFFSET

R/W LONG

DCAM_IDPROP_DIRECTGAIN_MODE

R/W LONG
Contrast enhance

DCAM_IDPROP_HIGHDYNAMICRANGE_MODE

R/W MODE
Binning and subarray

DCAM_IDPROP_BINNING

R/W MODE

DCAM_IDPROP_BINNING_HORZ

R/W LONG

DCAM_IDPROP_BINNING_INDEPENDENT

R/W MODE

DCAM_IDPROP_BINNING_VERT

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SUBARRAYHPOS

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SUBARRAYHSIZE

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SUBARRAYVPOS

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SUBARRAYVSIZE

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SUBARRAYMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_DIGITALBINNING_METHOD

R/W MODE

DCAM_IDPROP_DIGITALBINNING_HORZ

R/W LONG
ALU

DCAM_IDPROP_CAPTUREMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SUBTRACT

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SUBTRACTOFFSET

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SUBTRACTIMAGEMEMORY

R/W MODE

DCAM_IDPROP_STORESUBTRACTIMAGETOMEMORY

W/O MODE

DCAM_IDPROP_SHADINGCORRECTION

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIBDATAMEMORY

R/W MODE

DCAM_IDPROP_STORESHADINGCALIBDATATOMEMORY

W/O MODE

DCAM_IDPROP_SPOTNOISEREDUCER

R/W MODE

DCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTER

R/W MODE

DCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTERFRAMES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_INTERFRAMEALU_ENABLE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_FRAMEAVERAGINGMODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_FRAMEAVERAGINGFRAMES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_BLACKCLIP

R/W LONG

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_WHITECLIP

R/W LONG

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_PAGE

R/W LONG
Calibration and correction

DCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLEMAXINTENSITY

R/W LONG

DCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLESAMPLES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_DARKCALIB_SAMPLES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLEMININTENSITY

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLEMAXERRORPERCENT

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLESAMPLES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_SAMPLES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_METHOD

R/W MODE

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_TARGET

R/W LONG

DCAM_IDPROP_TAPCALIB_BASEDATAMEMORY

R/W MODE

DCAM_IDPROP_STORETAPCALIBDATATOMEMORY

W/O MODE

DCAM_IDPROP_TAPCALIBDATAMEMORY

W/O MODE

DCAM_IDPROP_TAPCALIB_GAIN

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TAPGAINCALIB_METHOD

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TESTPATTERN_KIND

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TESTPATTERN_OPTION

W/O MODE

DCAM_IDPROP_BURIEDDATA_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_TAPCALIB

R/W LONG

DCAM_IDPROP_CALIBREGION_MODE

R/W MODE [ARRAY]

DCAM_IDPROP_CALIBREGION_HPOS

R/W LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_CALIBREGION_HSIZE

R/W LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_CALIBREGION

R/W LONG

DCAM_IDPROP_MASKREGION_HPOS

R/W LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_MASKREGION_HSIZE

R/W LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_MASKREGION

R/W LONG

DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_HPOS

R/W LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_METHOD

R/W MODE [ARRAY]

DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_DEFECTCORRECT

R/W LONG

DCAM_IDPROP_HOTPIXELCORRECT_LEVEL

R/W MODE
Output intensity

DCAM_IDPROP_OUTPUT_INTENSITY

R/W MODE
Data Reduction

DCAM_IDPROP_EXTRACTION_MODE

R/W MODE 4.0
Output Trigger

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_OUTPUTTRIGGERCONNECTOR

R/O LONG

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_POLARITY

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_DELAY

R/W REAL, SECOND

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PERIOD

R/W REAL, SECOND

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PREHSYNCCOUNT

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PROGRAMABLESTART

R/W MODE

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_BASESENSOR

R/W MODE
Master Pulse

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_BURSTTIMES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_INTERVAL

R/W REAL, SECOND

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_TRIGGERSOURCE

R/W MODE
Synchronous timing

DCAM_IDPROP_INTERNALFRAMERATE

R/W REAL, 1/SECOND

DCAM_IDPROP_INTERNALLINERATE

R/W REAL, 1/SECOND

DCAM_IDPROP_INTERNALLINESPEED

R/W REAL, METER/SECOND

DCAM_IDPROP_INTERNAL_FRAMEINTERVAL

R/W REAL, SECOND

DCAM_IDPROP_INTERNAL_LINEINTERVAL

R/W REAL, SECOND

DCAM_IDPROP_INTERNALLINERATE_CONTROL

R/W MODE

DCAM_IDPROP_TIMING_CYCLICTRIGGERPERIOD

R/O SECOND

DCAM_IDPROP_TIMING_EXPOSURE

R/O MODE

DCAM_IDPROP_TIMING_GLOBALEXPOSUREDELAY

R/O SECOND

DCAM_IDPROP_TIMING_INVALIDEXPOSUREPERIOD

R/O SECOND

DCAM_IDPROP_TIMING_MINTRIGGERBLANKING

R/O SECOND

DCAM_IDPROP_TIMING_MINTRIGGERINTERVAL

R/O SECOND

DCAM_IDPROP_TIMING_READOUTTIME

R/O SECOND
Frame bundle

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_NUMBER

R/W LONG

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_ROWBYTES

R/O LONG

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_FRAMESTEPBYTES

R/O LONG
Device Buffer

DCAM_IDPROP_DEVICEBUFFER_MODE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_DEVICEBUFFER_FRAMECOUNTMAX

R/O LONG
Camera status

DCAM_IDPROP_CAMERASTATUS_INPUTTRIGGER

R/O MODE

DCAM_IDPROP_CAMERASTATUS_INTENSITY

R/O MODE

DCAM_IDPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION

R/O MODE
System information

DCAM_IDPROP_COLORTYPE

R/O MODE

DCAM_IDPROP_BITSPERCHANNEL

R/W LONG

DCAM_IDPROP_BUFFER_ROWBYTES

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_BUFFER_FRAMEBYTES

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_BUFFER_TOPOFFSETBYTES

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_BUFFER_PIXELTYPE

R/O MODE 4.0

DCAM_IDPROP_CONVERSIONFACTOR_COEFF

R/O REAL

DCAM_IDPROP_CONVERSIONFACTOR_OFFSET

R/O REAL

DCAM_IDPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER

R/O MODE 4.0

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALXPOS

R/O LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALXSIZE

R/O LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALYPOS

R/O LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALYSIZE

R/O LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_FIRSTBYTESOFFSET

R/O LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_OVERLAPLEFTSIZE

R/O LONG [ARRAY]

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELHEIGHT

R/O REAL, Micro-meter 4.0

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELNUMHORZ

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELNUMVERT

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELWIDTH

R/O REAL, Micro-meter 4.0

DCAM_IDPROP_IMAGE_CAMERASTAMP

R/W LONG 4.0

DCAM_IDPROP_IMAGE_FRAMEBYTES

R/O LONG

DCAM_IDPROP_IMAGE_WIDTH

R/O LONG

DCAM_IDPROP_IMAGE_HEIGHT

R/O LONG

DCAM_IDPROP_IMAGE_PIXELTYPE

R/W MODE

DCAM_IDPROP_IMAGE_ROWBYTES

R/O LONG

DCAM_IDPROP_IMAGE_TOPOFFSETBYTES

R/O LONG

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_CHANNEL

R/O LONG

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_IMAGEBLOCK

R/O LONG

DCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTES

R/W LONG

DCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTES_MB

R/W LONG

DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFILE

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERSESSION

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFRAME

R/O LONG 4.0

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_VIEW

R/O LONG

DCAM_IDPROP_SYSTEM_ALIVE

R/O MODE

DCAM_IDPROP_TIMESTAMP_PRODUCER

R/O MODE 4.0

DCAM_IDPROP_BINNING
分類
Binning and subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティでは、ビニングのモードを設定することができます。カメラは、以下の値の一部または全てをサポートしています:
DCAMPROP_BINNING__1
"1x1" このビニングは1x1です。
DCAMPROP_BINNING__2
"2x2 このビニングは2x2です。
DCAMPROP_BINNING__4
"4x4" このビニングは4x4です。
DCAMPROP_BINNING__8
"8x8" このビニングは8x8です。
DCAMPROP_BINNING__16
"16x16" このビニングは16x16です。
DCAMPROP_BINNING__1_2
"1x2" このビニングは1x2です。
DCAMPROP_BINNING__2_4
"2x4" このビニングは2x4です。
もし、DCAM_IDPROP_BINNING_INDEPENDENTプロパティが"ON"に設定された場合、この値は無視され、DCAM_IDPROP_BINNING_HORZまたは、DCAMIDPROP_BINNING_VERTがビニングの設定に使用されます。
参照

DCAM_IDPROP_BINNING_HORZ
分類
Binning and subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは水平方向のビニングを設定することができます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_BINNING_INDEPENDENTが使用可能で"ON"に設定されている場合のみ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_BINNING_INDEPENDENT
分類
Binning and subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、ビニングモードの"common"または、"independent"が選択できます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" independentビニングモードはoffです。水平、垂直の両ビニングは同じ値になり、DCAM_IDPROP_BINNINGで設定されます。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" independentビニングモードはonです。水平と垂直のビニングは独立していて、DCAM_IDPROP_BINNING_HORZと、DCAM_IDPROP_BINNING_VERTで設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_BINNING_VERT
分類
Binning and subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは垂直方向のビニングを設定することができます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_BINNING_INDEPENDENTが使用可能で"ON"に設定されている場合のみ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_BITSPERCHANNEL
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、チャンネルのビットレンジを設定できます。デバイスは、下の一つまたは複数をサポートしています。
DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__8
8 チャンネルのデータレンジは、8ビットです。
DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__10
10 チャンネルのデータレンジは、10ビットです。
DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__12
12 チャンネルのデータレンジは、12ビットです。
DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__14
14 チャンネルのデータレンジは、14ビットです。
DCAMPROP_BITSPERCHANNEL__16
16 チャンネルのデータレンジは、16ビットです。
この値は、チャンネルあたりのデータレンジです。ピクセルあたりの値ではありません。DCAM_IDPROP_IMAGE_PIXELTYPEプロパティは、ピクセルあたりのデータレンジに使用できます。
参照

DCAM_IDPROP_BUFFER_FRAMEBYTES (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、dcambuf_attach()を使用するときに確保するべきバッファのサイズを返します。
参照

DCAM_IDPROP_BUFFER_PIXELTYPE (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE, DCAM_PIXELTYPE
説明
このプロパティは、アタッチバッファのデータタイプを返します。このプロパティは、dcambuf_attach()を呼ぶ前は意味がありません。ピクセルのデータフォーマットはdcambuf_attach()の中で決まるからです。
DCAM_PIXELTYPE_MONO8
“MONO8” ピクセルのフォーマットはB/Wで、1バイト使用します。
DCAM_PIXELTYPE_MONO16
“MONO16” ピクセルのフォーマットはB/Wで、2バイト使用します。
DCAM_PIXELTYPE_MONO12
“MONO12” ピクセルフォーマットはBWで、2つのピクセルがパックされています。2つのピクセルで3バイト使用します。
DCAM_PIXELTYPE_RGB24
“RGB24” ピクセルフォーマットはRGBで、3バイト使用します。
DCAM_PIXELTYPE_RGB48
“RGB48” ピクセルフォーマットはRGBで、6バイト使用します。
DCAM_PIXELTYPE_BGR24
“BGR24” ピクセルフォーマットはBGRで、3バイト使用します。
DCAM_PIXELTYPE_BGR48
“BGR48” ピクセルフォーマットはBGRで、6バイト使用します。
参照

DCAM_IDPROP_BUFFER_ROWBYTES (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、アタッチされたバッファの1行のバイト数を返します。 このプロパティは、dcambuf_attach()を呼ぶまで意味がありません。なぜなら、1行のバイト数はdcambuf_attach()の中で決まるからです。
参照

DCAM_IDPROP_BUFFER_TOPOFFSETBYTES (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
dcambuf_attach()を使用するとき“不必要なデータ”が実際の画像データの前にあることがあります。このプロパティで何バイトが不必要なのか知ることができます。
参照

DCAM_IDPROP_BURIEDDATA_MODE
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは画像にデータを埋め込むかどうかを設定できます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" データは画像の一部に埋め込まれません。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" 画像の一部にデータが埋め込まれて出力されます。
参照

DCAM_IDPROP_CALIBREGION_HPOS
分類
Binning and ROI
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG [ARRAY]
説明
このプロパティはcalibratedされる最初の水平アドレスを設定できます。これは配列です。
参照

DCAM_IDPROP_CALIBREGION_HSIZE
分類
Binning and ROI
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG [ARRAY]
説明
このプロパティはキャリブレーションされる領域の水平サイズを設定できます。これは配列です。
参照

DCAM_IDPROP_CALIBREGION_MODE
分類
Binning and ROI
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはどの領域をcalibrateしたいか決めることができます。このプロパティは下記のどれかの値を持ちます:
DCAMPROP_MODE__OFF
“OFF” 領域はキャリブレーションに使用されません。
DCAMPROP_MODE__ON
“ON” 領域はキャリブレーションに使用されます。
これは配列です。
参照

DCAM_IDPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION
分類
Camera Status
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはキャリブレーションに関するカメラの状態を返します。このプロパティはcalibrationの間だけ有効になります。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION__DONE
"DONE" キャリブレーションは終了しました。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION__NOTYET
"NOT YET" キャリブレーションはまだ終了していません。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION__NOTRIGGER
"NO TRIGGER" トリガが来ません。トリガの発信元とケーブル接続を確認してください。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION__TOOFREQUENTTRIGGER
"TOO FREQUENT TRIGGER" トリガの頻度が高すぎます。カメラは現在のトリガの頻度では動作できません。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION__OUTOFADJUSTABLERANGE
"OUT OF ADJUSTABLE RANGE" 強度が調整範囲を超えています。光源かスピードを調整してください。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_CALIBRATION__UNSUITABLETABLE
"UNSUITABLE TABLE" キャリブレーションテーブルが不適切です。
参照

DCAM_IDPROP_CAMERASTATUS_INPUTTRIGGER
分類
Camera Status
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはインプットトリガに対するカメラの状態を返します。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INPUTTRIGGER__GOOD
"GOOD" インプットトリガは良好です。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INPUTTRIGGER__NONE
"NONE" トリガが来ません。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INPUTTRIGGER__TOOFREQUENT
"TOO FREQUENT" トリガの数が多すぎます。
参照

DCAM_IDPROP_CAMERASTATUS_INTENSITY
分類
Camera Status
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはキャリブレーション中のカメラインテンシティについて返します。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INTENSITY__GOOD
"GOOD" インテンシティは良好です。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INTENSITY__TOODARK
"TOO DARK" インテンシティは暗すぎます。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INTENSITY__TOOBRIGHT
"TOO BRIGHT" インテンシティは明るすぎます。
DCAMPROP_CAMERASTATUS_INTENSITY__UNCARE
"UNCARE" キャリブレーションは実行されていません。
参照

DCAM_IDPROP_CCDMODE
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはセンサの出力ポートを指定できます。この値は下記のいずれかになります:
DCAMPROP_CCDMODE__NORMALCCD
" NORMAL CCD" 画像データは、ノーマルリードアウトポートから出力されます。
DCAMPROP_CCDMODE__EMCCD
"EM CCD" 画像データは、EMリードアウトポートから出力されます。
このプロパティが無い場合は、デバイスはリードアウトポートを一つしか持っていません。この値をEM CCDに設定した場合、DCAM_IDPROP_SENSITIVITYが出力画像に影響します。
参照

DCAM_IDPROP_CAPTUREMODE
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはカメラのキャプチャモードを設定できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_CAPTUREMODE__NORMAL
“NORMAL” カメラはノーマル画像を出力します。
DCAMPROP_CAPTUREMODE__DARKCALIB
“DARK CALIBRATION” カメラはダークキャリブレーションデータを出力します。
DCAMPROP_CAPTUREMODE__SHADINGCALIB
“SHADING CALIBRATION” カメラはシェーディングキャリブレーションデータを出力します。
DCAMPROP_CAPTUREMODE__TAPGAINCALIB
“TAP GAIN CALIBRATION” カメラはそれぞれのタップのゲインをキャリブレーションします。
DCAMPROP_CAPTUREMODE__BACKFOCUSCALIB
“BACK FOCUS CALIBRATION” カメラはバックフォーカスポジションをキャリブレーションします。
バックグランドサブトラクション、シェーディングコレクション、タップゲインキャリブレーションまたはバックフォーカスキャリブレーションを使用する場合、この値を変更する必要があります。ある補正方法をしようする前に適切なキャプチャモードで画像を取得することが重要です。キャリブレーションが終了したことを待つためにDCAM_EVENT_CAPTUREENDが使用できます。カメラがタップゲインキャリブレーションをサポートしている場合、これを使うのが良いです。X-rayラインセンサ、TDIカメラがこれをサポートしています。カメラがバックフォーカスキャリブレーションをサポートしている場合、これを使うのが良いです。ORCA-D2がこれをサポートしています。dark calibrationを新しいバックグランド画像を取り込む前に使用してください。shading calibrationを新しいシェーディング画像を取り込む前に使用してください。
参照

DCAM_IDPROP_COLORTYPE
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは、カラータイプを指定することができます。通常この値は固定されています。しかしいくつかのカメラは変更することができます。
DCAMPROP_COLORTYPE__BW
"BW" カメラのカラータイプは白黒です。
DCAMPROP_COLORTYPE__RGB
"RGB" カメラのカラータイプはRGBです。カラーの順番は、R、G、Bです。
DCAMPROP_COLORTYPE__BGR
"BGR" カメラのカラータイプはRGBです。カラーの順番は、B、G、Rです。
参照

DCAM_IDPROP_CONTRASTGAIN
分類
Feature
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはコントラストゲインの設定をすることができます。ほとんどのカメラは、この機能をLONGでサポートしています。しかし、もしDCAM_IDPROP_DIRECTGAINがサポートされている場合はREALになります。
参照

DCAM_IDPROP_CONTRASTOFFSET
分類
Feature
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、コントラストオフセットを設定することができます。
参照

DCAM_IDPROP_CONVERSIONFACTOR_COEFF
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
REAL
説明
このプロパティは現在の変換係数の係数値を返します。
参照

DCAM_IDPROP_CONVERSIONFACTOR_OFFSET
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
REAL
説明
このプロパティは現在の変換係数のオフセット値を返します。
参照

DCAM_IDPROP_DARKCALIB_SAMPLES
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはダークキャリブレーションのサンプル数を設定できます。もしSENSORタイプがAREAであった場合、サンプル単位はフレームになります。もしSENSORタイプがLINE/TDIであった場合、サンプル単位はラインになります。
参照

DCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLEMAXINTENSITY
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはダークキャリブレーションで許容される最大値を設定できます。もし、この設定された値よりも大きい値が合った場合、ダークキャリブレーションのプロセスはデータを捨てます。
参照

DCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLESAMPLES
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはダーク補正用のデータを取得する際に、最小連続安定サンプル数を指定します。 つまり、ダーク補正用のデータとして採用されるのは、安定したサンプルが本プロパティで指定されたライン数以上連続したときです。 ここで言う、安定したサンプルとは、DCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLEMAXINTENSITYのようなプロパティの条件を満たすデータです。 例えばDCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLEMAXINTENSITYの場合、カメラからの出力値がこの値を超えていると、そのラインは安定したサンプルとは認められません。 つまり、DCAM_IDPROP_DARKCALIB_STABLEMAXINTENSITYに、その最大値を設定した場合、どのような入力データを入力しても、すべて安定したサンプルとして認められることになり、本プロパティで設定したサンプル数を取得することでダーク補正用のデータの取得が完了します。
参照

DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_HPOS
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG [ARRAY]
説明
このプロパティは強制的に補正したい画素データの水平ポジションを設定できます。補正方法はDCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_METHODで指定されます。 このプロパティはARRAYです。DCAM_IDPROP_NUMBEROF_DEFECTCORRECTを使用して、補正対象とする画素数を設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_METHOD
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE [ARRAY]
説明
このプロパティは、DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_HPOSで指定された画素をどのように補正するか設定できます。下記の方法が選択できます。
DEFECTCORRECT_METHOD__CEILING
"CEILING" 最も明るい値を出力する。
DEFECTCORRECT_METHOD__PREVIOUS
"PREVIOUS " 一つ前の画素と同じ値を出力する。
このプロパティはARRAYです。これらのいくつかのプロパティをDCAM_IDPROP_NUMBEROF_DEFECTCORRECTで有効にできます。
参照

DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_MODE
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは欠陥補正を有効にすることができます。下記の値を選択できます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" DEFECTCORRECTは無効です。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" DEFECTCORRECTは有効です。
補正する画素の数は、DCAM_IDPROP_NUMBEROF_DEFECTCORRECTで指定できます。
参照

DCAM_IDPROP_DEVICEBUFFER_FRAMECOUNTMAX
分類
Device buffer
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、デバイスがデバイスメモリに保持することができる最大フレーム数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_DEVICEBUFFER_MODE
分類
Device buffer
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、デバイスバッファの制御方法を指定します。一部のカメラはデバイスメモリを所持しており、Snap 取り込みの終了時に取りこぼしが発生したフレームを自動的に再転送する機能があります。 このプロパティは以下のいずれかの値をとります:
DCAMPROP_DEVICEBUFFER_MODE__THRU
"THRU" デバイスはデバイスメモリの画像データを保持しません。
DCAMPROP_DEVICEBUFFER_MODE__SNAPSHOT
"SNAPSHOT" デバイスは指定された枚数の画像データをデバイスメモリに保持し、Snap 取り込みの終了時に取りこぼしたフレームの再転送を行います。ただし Snap 取り込みを途中で停止した場合、それまでに取りこぼしたフレームの再転送は行いません。
DCAMPROP_DEVICEBUFFER_MODE__SNAPSHOTEX
"SNAPSHOTEX" デバイスは指定された枚数の画像データをデバイスメモリに保持し、Snap 取り込みの終了時に取りこぼしたフレームの再転送を行います。Snap 取り込みを途中で停止した場合にも、それまでに取りこぼしたフレームがあれば再転送を行います。
参照

DCAM_IDPROP_DIGITALBINNING_HORZ
分類
Binning and ROI
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはカメラのデジタルビニングのモードを指定できます。下記の値が定義されています:
1 出力データは圧縮されません。
2 出力データは、水平2画素が1画素に圧縮されます。
圧縮方法はDCAM_IDPROP_DIGITALBINNING_METHODで選択できます。
参照

DCAM_IDPROP_DIGITALBINNING_METHOD
分類
Binning and ROI
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはデジタルビニングの方法を選択できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_DIGITALBINNING_METHOD__MINIMUM
"MINIMUM" 出力データは低輝度値です。
DCAMPROP_DIGITALBINNING_METHOD__MAXIMUM
"MAXIMUM" 出力データは高輝度値です。
DCAMPROP_DIGITALBINNING_METHOD__ODD
"ODD" 出力データは水平の奇数番目のデータです。
DCAMPROP_DIGITALBINNING_METHOD__EVEN
"EVEN" 出力データは水平の偶数番目のデータです。
DCAMPROP_DIGITALBINNING_METHOD__SUM
"SUM" 出力データは2つの合計値です。
DCAMPROP_DIGITALBINNING_METHOD__AVERAGE
"AVERAGE" 出力データは2つの平均値です。
このプロパティはDCAM_IDPROP_DIGITALBINNING_HPOSが1より大きいときに有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_DIRECTEMGAIN_MODE
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使うと、DCAM_IDPROP_SENSITIVITYで、相対値の変わりに絶対値を設定することができます。このプロパティは下記の値を取ることができます:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" DCAM_IDPROP_SENSITIVITYは、相対値です。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" DCAM_IDPROP_SENSITIVITYは、絶対値です。
このプロパティを“ON”に設定すると、DCAM_IDPROP_SENSITIVITYによって与えられる値は実際のEMゲインの増倍値になります。 例えば、現在のEMゲインの増倍が4xで、ユーザーはこの値を10倍にしたいとき、DCAM_IDPROP_SENSITIVITYに40と設定することで40xのゲインに設定することができます。 DCAM_IDPROP_SENSITIVITYの最大値と最小値も絶対値になります。
参照

DCAM_IDPROP_DIRECTGAIN_MODE
分類
Feature
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使うと、DCAM_IDPROP_CONTRASTGAINで、相対値の変わりに絶対値を設定することができます。このプロパティは下記の値を取ることができます:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" DCAM_IDPROP_CONTRASTGAINは、相対値です。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" DCAM_IDPROP_CONTRASTGAINは、絶対値です。
参照

DCAM_IDPROP_EMCCD_CALIBRATIONMODE
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、EM-CCDセンサの特別なリードアウトモードを設定できます。このプロパティは下記の値を取ることができます:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" EMキャリブレーションモードはOFFです。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" EMキャリブレーションモードはONです。
このプロパティが“ON”に設定されると、EM出力は増幅されません。これは、EMゲインキャリブレーションの準備です。これは、DCAM_IDPROP_SENSITIVITYが有効でないことを意味します。このプロパティは、DCAM_IDPROP_CCDMODEが、DCAMPROP_CCDMODE__EMCCDに設定されているときだけ有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_EMGAINPROTECT_AFTERFRAMES
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、EM warningの状態がWARNINGになってから何フレームEM Gainプロテクションが働くか設定できます。 このプロパティは、DCAM_IDPROP_CCDMODEが、DCAMPROP_CCDMODE__EMCCDに設定され、DCAM_IDPROP_EMGAINPROTECT_MODEが、ONのときだけ有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_EMGAINPROTECT_MODE
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、EM Gain protectionのon/offを設定できます。このプロパティは下記の値を取ります:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" EM Gain protectionは無効です。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" EM Gain protectionは有効です。
このプロパティが“ON”に設定されていると、EM Gain protectionが働いているときは出力が0になります。復帰するには、dcamcap_stop()を使って画像取得を止める必要があります。
参照

DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_ALARM
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、EMゲイン警告アラーム機能のONとOFFを切り替えできます。このプロパティは以下のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" EMゲイン警告アラーム機能がOFFです。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" EMゲイン警告アラーム機能がONです。
このプロパティがONの場合、入力輝度がEM-CCDセンサの警告レベルにあるとき、アラームが作動します。 警告レベルは、DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_LEVELによって変わります。
このプロパティは、DCAM_IDPROP_EMGAINPROTECT_MODEが、ONに設定され、DCAMPROP_CCDMODE__EMCCDに設定されているときだけ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_LEVEL
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、EM-CCDセンサのEM Gain Warningレベルを設定できます。この値が大きいと、少ない入力光で警告を出すことができます。
このプロパティは、DCAM_IDPROP_CCDMODEを、DCAMPROP_CCDMODE__EMCCDに設定したときだけ有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_EMGAINWARNING_STATUS
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは、EM-Gain warningの状態を取得できます。いくつかのEM-CCDカメラは、入力光の強さを調べて、もし強すぎた場合、この値を使って警告します:
DCAMPRP_EMGAINWARNING_STATUS__NORMAL
"NORMAL" 入力光は十分に弱いです。
DCAMPRP_EMGAINWARNING_STATUS__WARNING
"WARNING" 入力光は強すぎます。しかし、まだプロテクトが始動する枚数に達していません。
DCAMPRP_EMGAINWARNING_STATUS__PROTECTED
"PROTECTED" 入力光が強すぎたため、EM Gainはプロテクトされました。
このプロパティは、DCAM_IDRPOP_CCDMODEが、DCAMPROP_CCDMODE__EMCCDに設定されているときのみ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME
分類
Features
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL, SECOND
説明
このプロパティは、露光時間を秒単位で設定できます。
この値はカメラによってさまざまなステップを持ちます。例えば、C13440-22C CMOSカメラは、全てのレンジにおいて10usのステップを持ちます。
アプリケーションは、dcamprop_queryvalue()で、DCAM_OPTION_NEXTを指定することにより、正確な値を得ることができます。
いくつかのRGBカメラは、このプロパティでチャンネルをサポートしています。
参照

DCAM_IDPROP_EXPOSURETIME_CONTROL
分類
Features
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは露光時間の制御方法を変更できます:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" 露光時間は現在のフレームレートで最長の時間に設定されます。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" 露光時間はDCAM_IDPROP_EXPOSUREによって設定されます。
参照

DCAM_IDPROP_EXTRACTION_MODE (4.0-)
分類
Data Reduction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはデータ抽出モードを設定できます。このプロパティを"ON"に設定すると、カメラはデータマスクによって暗号化されたデータを出力します。このプロパティは、下記のどれかの値を取ります:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" カメラは生データを出力します。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" カメラは抽出されたデータを出力します。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMEAVERAGINGFRAMES
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはフレームアベレージ機能のフレーム数を設定するために使用します。このプロパティはDCAM_IDPROP_FRAMEAVERAGINGMODEが、DCAMPROP_MODE__ONに設定されているときだけ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMEAVERAGINGMODE
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはフレームアベレージモードを有効にするために使用します。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" FRAME AVERAGINGはOFFになります。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" FRAME AVERAGINGはONになります。
フレーム数はDCAM_IDPROP_FRAMEAVERAGINGFRAMESで設定します。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_FRAMESTEPBYTES
分類
Frame bundle
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティはフレームバンドルされたデータの中でフレームの先頭から次のフレームの先頭に移動するためのオフセットサイズを返します。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_MODE
分類
Frame bundle
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはフレームバンドルモードを有効にするために使用します。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" フレームはバンドルされません。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" フレームはバンドルされます。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_NUMBER
分類
Frame bundle
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは何フレームバンドルするか設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMEBUNDLE_ROWBYTES
分類
Frame bundle
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、フレームバンドル中のrowbytesを返します。
参照

DCAM_IDPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは、FRAMESTAMPがどこで付けられているかを返します。このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER__NONE
"NONE" FRAMESTAMPは、現在の環境下ではサポートされていません。
DCAMPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER__DCAMMODULE
"DCAMMODULE" FRAMESTAMPは、DCAMによって付けられます。
DCAMPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER__KERNELDRIVER
"KERNELDRIVER" FRAMESTAMPはカーネルドライバによって付けられます。
DCAMPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER__CAPTUREDEVICE
"CAPTUREDEVICE" FRAMESTAMPは、フレームグラバによって付けられます。
DCAMPROP_FRAMESTAMP_PRODUCER__IMAGINGDEVICE
"IMAGINGDEVICE" FRAMESTAMPは、カメラによって付けられます。
参照

DCAM_IDPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIOR
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、dcamcap_start()後に最初に来るトリガに対する振る舞いを設定または取得できます。
DCAMPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIOR__STARTEXPOSURE
"START EXPOSURE" カメラは最初のトリガで露光を開始します。最初のフレームは、トリガを受け付けてから露光を開始します。
DCAMPROP_FIRSTTRIGGER_BEHAVIOR__STARTREADOUT
"START READOUT" カメラは最初のトリガによって読み出しを開始します。最初の画像は、dcamcap_start()と最初のトリガ間の露光を含みます。
カメラがこのプロパティをサポートしている場合、トリガモードがSTARTまたは、SYNCREADOUTに設定されているときにEFFECTIVEになります。それ以外のトリガモードでは、EFFECTIVEではありません。
参照

DCAM_IDPROP_HIGHDYNAMICRANGE_MODE
分類
Contrast enhance
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、ハイダイナミックレンジモードを有効または無効にできます。有効のときは、DCAM_IDPROP_CONTRASTGAINは無視されます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" ハイダイナミックレンジモードはOFFです。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" ハイダイナミックレンジモードはONです。
参照

DCAM_IDPROP_HOTPIXELCORRECT_LEVEL
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、欠陥補正のレベルを選択できます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_DEFECTCORRECT_MODEが有効で"ON"に設定されているときだけ有効になります。
DCAMPROP_HOTPIXELCORRECT_LEVEL__STANDARD
"STANDARD" 欠陥補正レベルはstandardです。
DCAMPROP_HOTPIXELCORRECT_LEVEL__MINIMUM
"MINIMUM" 欠陥補正レベルはminimumです。欠陥画素として識別される画素数は少なくなります。
DCAMPROP_HOTPIXELCORRECT_LEVEL__AGGRESSIVE
"AGGRESSIVE" 欠陥補正レベルはaggressiveです。欠陥画素として識別される画素数は多くなります。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALXPOS
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG [ARRAY]
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、実空間上でのセンサの左端位置をピクセル単位で返します。一番左のセンサが基準となり、値が0になります。このプロパティは各センサの情報を取得するためにARRAYプロパティです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALXSIZE
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG [ARRAY]
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、センサの水平方向のピクセル数を返します。このプロパティは各センサの情報を取得するためにARRAYプロパティです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALYPOS
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG [ARRAY]
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、実空間上でのセンサの先頭ラインの位置をピクセル単位で返します。一番上に位置するセンサの値を0にして、基準とします。このプロパティは各センサの情報を取得するためにARRAYプロパティです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_ACTUALYSIZE
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG [ARRAY]
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、センサの垂直方向のピクセル数を返します。このプロパティは各センサの情報を取得するためにARRAYプロパティです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_FIRSTBYTESOFFSET
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG [ARRAY]
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、出力されたデータでセンサの先頭となる位置をバイトで返します。このプロパティは各センサの情報を取得するためにARRAYプロパティです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEBLOCK_OVERLAPLEFTSIZE
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG [ARRAY]
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、センサの左端が前のセンサと重なっているピクセル数を返します。このプロパティは各センサの情報を取得するためにARRAYプロパティです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELHEIGHT (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
Micro-meter
説明
このプロパティは、一画素の縦の大きさを返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELNUMHORZ (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、イメージセンサの水平方向のピクセル数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELNUMVERT (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、イメージセンサの垂直方向のピクセル数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGEDETECTOR_PIXELWIDTH (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
Micro-meter
説明
このプロパティは、一画素の横の大きさを返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_CAMERASTAMP (4.0-)
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、画像データの中のCAMERASTAMPの値を変更できます。CAMERASTAMPの値は、DCAMBUF_FRAME構造体の"camerastamp member"で得ることができます。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_FRAMEBYTES
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは1枚の画像を入れるために必要なバイト数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_HEIGHT
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、現在のプロパティの設定に基づく画像の縦の画素数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_PIXELTYPE
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE, DCAM_PIXELTYPE
説明
このプロパティは、画素のデータフォーマットを選択できます。値は、DCAM_PIXELTYPEで定義されています。
DCAM_PIXELTYPE_MONO8
"MONO8" 画素のフォーマットはB/Wで1バイトです。
DCAM_PIXELTYPE_MONO16
"MONO16" 画素のフォーマットはB/Wで2バイトです。
DCAM_PIXELTYPE_RGB24
"RGB24" 画素のフォーマットはRGBで3バイトです。
DCAM_PIXELTYPE_RGB48
"RGB48" 画素のフォーマットはRGBで6バイトです。
DCAM_PIXELTYPE_BGR24
"BGR24" 画素のフォーマットはBGRで3バイトです。
DCAM_PIXELTYPE_BGR48
"BGR48" 画素のフォーマットはBGRで6バイトです。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_ROWBYTES
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、次の行にアクセスするために横一行のバイトサイズを返します。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_TOPOFFSETBYTES
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは画像の最初のデータを指定するためのオフセットバイト数を返します。通常この値は0です。
参照

DCAM_IDPROP_IMAGE_WIDTH
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは現在のプロパティ設定に基づく横方向の画素数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_BLACKCLIP
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_MODEでのDCAMPROP_INTENSITYLUT_MODE__CLIPの最低レベルを設定できます。この値よりも小さかった場合、これで指定した値に上げられます。
参照

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_MODE
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはINTENSITY LUTの状態を指定します。
DCAMPROP_INTENSITYLUT_MODE__THROUGH
"THROUGH" LUTは使用されません。
DCAMPROP_INTENSITYLUT_MODE__PAGE
"PAGE" LUTは、DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_PAGEで指定されたテーブルが適用されます。
DCAMPROP_INTENSITYLUT_MODE__CLIP
"CLIP" 出力は、DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_BLACKCLIPと、WHITECLIPで制限されます。
参照

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_PAGE
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、LUTのページを選択できます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_MODEが使用可能で"ON"に設定されているときだけ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_WHITECLIP
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、DCAM_IDPROP_INTENSITYLUT_MODEでのDCAMPROP_INTENSITYLUT_MODE__CLIPの最高レベルを設定できます。この値よりも大きかった場合、これで指定した値に下げられます。
参照

DCAM_IDPROP_INTERFRAMEALU_ENABLE
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、インターフレームALUを有効または無効にできます。このプロパティは、下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_INTERFRAMEALU_ENABLE__OFF
"OFF" インターフレームALUは、どのトリガ設定でも無効です。
DCAMPROP_INTERFRAMEALU_ENABLE__TRIGGERSOURCE_ALL
"TRIGGER SOURCE ALL" インターフレームALUは、どのトリガ設定でも有効です。
DCAMPROP_INTERFRAMEALU_ENABLE__TRIGGERSOURCE_INTERNAL
"TRIGGER SOURCE INTERNAL ONLY" インターフレームALUは、トリガがインターナルのときだけ有効です。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNAL_FRAMEINTERVAL
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
Real, SECOND
説明
このプロパティは2つのフレーム間の時間を返します。この値を設定できるデバイスもあります。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNALFRAMERATE
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
Real, 1/SECOND
説明
このプロパティは、カメラが1秒間に出力するフレーム数を返します。この値が設定できるデバイスもあります。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNALLINERATE
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
Real, 1/SECOND
説明
このプロパティは、センサ上で1秒間にシフトしたライン数を返します。この値を設定できるデバイスもあります。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNAL_LINEINTERVAL
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL, SECOND
説明
このプロパティは、2ラインの時間差を返します。DCAMPROP_SENSORMODE__TDIまたは、DCAMPROP_SENSORMODE__TDI_EXTENDEDは、縦のシフト間の時間です。DCAMPROP_SENSORMODE__PROGRESSIVEは、2ラインの読み出し間の時間です。いくつかのデバイスでこれが設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNALLINESPEED
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL, METER/SECOND
説明
このプロパティはセンサのスピードを返します。DCAMPROP_SENSORMODE__TDIまたは、DCAMPROP_SENSORMODE__TDI_EXTENDEDは、縦のシフト時間を意味します。DCAMPROP_SENSORMODE__PROGRESSIVEは、縦の読み出しスピードを意味します。いくつかのデバイスでこれが設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNALLINERATE_CONTROL
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、露光時間とラインレートが個別設定できるカメラにおいて、露光時間とラインレートの振る舞いを設定または取得できます。このプロパティは以下のいずれかの値をとります:
DCAMPROP_INTERNALLINERATE_CONTROL__SYNC_EXPOSURE
"SYNC EXPOSURE" 露光時間とラインレートの設定が同期します。
DCAMPROP_INTERNALLINERATE_CONTROL__PRIORITIZE_LINERATE
"PRIORITIZE LINERATE" 露光時間よりラインレートの優先順位が高くなります。露光時間の最大値がラインレートの設定によって制限を受けます。
DCAMPROP_INTERNALLINERATE_CONTROL__PRIORITIZE_EXPOSURETIME
"PRIORITIZE EXPOSURETIME" ラインレートより露光時間の優先順位が高くなります。ラインレートの最大値が露光時間の設定によって制限を受けます。
参照

DCAM_IDPROP_INTERNALTRIGGER_HANDLING
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、露光時間のレンジやフレームハンドリングを設定できます。いくつかのデバイスでこのプロパティを設定できます。
このプロパティは、TRIGGER SOURCE INTERNALモードの振る舞いを選択できます。このプロパティは以下のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_INTERNALTRIGGER_HANDLING__SHORTEREXPOSURETIME
"SHORTER EXPOSURE TIME" 露光時間をフレームの読み出し時間より短く設定できますが、フレームレートは遅くなります。
DCAMPROP_INTERNALTRIGGER_HANDLING__FASTERFRAMERATE
"FASTER FRAME RATE" フレームレートは上のモードよりも速くなります。しかし、露光時間はフレームの読み出し時間と同じか、それより長くなります。
or
DCAMPROP_INTERNALTRIGGER_HANDLING__ABANDONWRONGFRAME
"ABANDON WRONG FRAME" カメラから来たデータが壊れていた場合、DCAMはそのフレームを捨てます。
DCAMPROP_INTERNALTRIGGER_HANDLING__BURSTMODE
"BURST MODE" DCAMはカメラから来たデータをそのまま転送します。
参照

DCAM_IDPROP_LIGHTMODE
分類
Feature
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、センサが"Low Light"モードで動作するか、"High Light"モードで動作するか設定できます:
DCAMPROP_LIGHTMODE__LOWLIGHT
LOW LIGHT 暗いシグナル向けの設定です。
DCAMPROP_LIGHTMODE__HIGHLIGHT
"HIGH LIGHT" 明るいシグナル向けの設定です。
参照

DCAM_IDPROP_MASKREGION_HPOS
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG [ARRAY]
説明
このプロパティはマスク領域の水平方向のスタートアドレスを指定できます。この値はARRAYです。
参照

DCAM_IDPROP_MASKREGION_HSIZE
分類
Binning and ROI
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG [ARRAY]
説明
このプロパティはマスク領域の水平方向のサイズを指定できます。この値はARRAYです。
参照

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_BURSTTIMES
分類
Master Pulse
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、トリガによって出力されるマスタパルスの数を設定できます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_MODEが有効で、"BURST"に設定されているときだけ有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_INTERVAL
分類
Master Pulse
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL, SECOND
説明
このプロパティはマスタパルスのインプットインターバルを秒単位で設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_MODE
分類
Master Pulse
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはマスタパルスのモードを設定できます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCEが利用可能で、"MASTER PULSE"に設定されているときだけ有効です。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_MASTERPULSE_MODE__CONTINUOUS
"CONTINUOUS" マスタパルスは、取り込み開始から連続して出力されます。
DCAMPROP_MASTERPULSE_MODE__START
"START" マスタパルスは、トリガを受け付けてから連続して出力されます。
DCAMPROP_MASTERPULSE_MODE__BURST
"BURST" マスタパルスは、トリガを受け付けてから設定した数のトリガを出力して、次のトリガを待ちます。
参照

DCAM_IDPROP_MASTERPULSE_TRIGGERSOURCE
分類
Master Pulse
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはマスタパルスのためのインプットトリガを選択できます。
DCAMPROP_MASTERPULSE_TRIGGERSOURCE__EXTERNAL
"EXTERNAL" マスタパルスは、インプットトリガピンから入力されたトリガによって動作します。
DCAMPROP_MASTERPULSE_TRIGGERSOURCE__SOFTWARE
"SOFTWARE" マスタパルスは、ソフトウエアによって出力されたトリガによって動作します。
参照

DCAM_IDPROP_MEASURED_SENSITIVITY
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
REAL
説明
このプロパティは現時点でのセンシティビティの増幅値を返します。この値を得るには、いくつかの条件があります:
C9100-23Bの場合、DCAM_IDPROP_CCDMODEは、DCAMPROP_CCDMODE__EMCCD (EMCCD Mode)に設定されている必要があります。インテンシティは暗すぎず、サチレーションしていない必要があります。この値は画像取得後に更新されるので、そのときに取得してください。
この値が0の場合、カメラの設定が正しくありません。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_CALIBREGION
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、補正データが取得されたとき、明るさの判定に使われる領域を設定することができます。
判定にしようするレンジは4つまで指定できます。データは次の順番で送信されます: 1.コマンド名、2.数、3.フロントサイドの最初の画素の値、4.バックサイドの最初の画素の値、5.フロントサイドの次の画素、6.バックサイドの次の画素。データが転送されると、画素は値の小さい順に明示されます。画素の重複があるべきではありません。
デフォルトではフィールド全体がターゲットです。 バックサイドの最大値はモデルによって異なります。そのためこれは、どのX-rayラインセンサが使われているかによって決まります。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_CHANNEL
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティはチャンネルの数を返します。B/Wの場合1が返ります。RGBカラー画像の場合3が返ります。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_DEFECTCORRECT
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、指定した位置にあるデータを何個補正するか指定できます。この値が0の場合、何も補正されません。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_IMAGEBLOCK
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
センサが千鳥配置されたカメラで、センサの数を返します。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_MASKREGION
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは何個の領域で実際のデータの代わりに0を入れるか設定できます。デフォルトの値は0で、全てのデータがそのまま出力されます。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_OUTPUTTRIGGERCONNECTOR
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティはカメラがアウトプットトリガのコネクタを何個持っているか返します。
この値が2以上の場合、アウトプットトリガのプロパティはARRAYをサポートします。
この値が存在しない、または1だった場合、アウトプットトリガのプロパティはARRAYをサポートしません。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_TAPCALIB
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティはA/Dゲインのテーブルを設定できます。それぞれのtapに個別のA/Dテーブルを設定するか、全てまとめて設定できます。全ての要素をまとめて設定する場合、要素のカウントを特定します。 個別に設定する場合は、要素の個数を特定します。ゲインのテーブルを設定する場合、キャリブレーションが必要です。
参照

DCAM_IDPROP_NUMBEROF_VIEW
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティはビューの個数を返します。ORCA-D2 (C11254-10B)の場合、この値は2です。その他のほとんどの場合では1になります。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUT_INTENSITY
分類
Output intensity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはカメラのアウトプットデータを特定することができます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_OUTPUT_INTENSITY__NORMAL
"NORMAL" カメラは通常のデータを出力します。
DCAMPROP_OUTPUT_INTENSITY__TESTPATTERN
"TEST PATTERN" カメラはテストパターンを出力します。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVE
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
アウトプットトリガをサポートしているカメラがあります。このプロパティは下記の値の中からアウトプットトリガを選択できます:
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVE__EDGE
"EDGE" トリガの形状はエッジです。トリガは指定されたタイミングで始まり、トリガの長さはDCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PERIODで指定されます。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVE__LEVEL
"LEVEL" トリガの形状はレベルです。トリガの長さは指定した対象と同じになります。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_BASESENSOR
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
ビューを持っているカメラで、それぞれのビューに個別の露光時間を設定できる場合があります。このプロパティはどの露光時間をアウトプットトリガのターゲットにするか設定できます。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_BASESENSOR__VIEW1
"VIEW 1" View1のグローバル露光タイミングでアウトプットトリガがアクティブになります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_BASESENSOR__VIEW2
"VIEW 2" View2のグローバル露光タイミングでアウトプットトリガがアクティブになります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_BASESENSOR__ANYVIEW
"ANY VIEW" どれかのViewがグローバル露光タイミングのときアウトプットトリガがアクティブになります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_BASESENSOR__ALLVIEWS
"ALL VIEWS" 全てのビューがグローバル露光タイミングのときアウトプットトリガがアクティブになります。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
アウトプットトリガの間引きをサポートしているデバイスがあります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC__2CHANNELSを選択した場合、アウトプットトリガの1と2は排他的になります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC__3CHANNELSを選択した場合、アウトプットトリガの1,2,3は排他的になります。
このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC__1CHANNEL
"1 CHANNEL" アウトプットトリガは標準の動作になります。全てのフレームで同じアウトプットトリガが出力されます。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC__2CHANNELS
"2 CHANNELS" アウトプットトリガ1は奇数フレームで出力されます。アウトプットトリガ2は偶数フレームで出力されます。アウトプットトリガ3は全てのフレームで出力されます。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_CHANNELSYNC__3CHANNELS
"3 CHANNELS" アウトプットトリガ1は、1, 4, 7, … フレームで出力します。アウトプットトリガ2は、2, 5, 8, … フレームで出力します。アウトプットトリガ3は、3, 6, 9, … フレームで出力します。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_DELAY
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL, SECOND
説明
このプロパティは、アウトプットトリガのディレイを設定できます。DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVEは、"EDGE"に設定されている必要があります。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
アウトプットトリガの出力シグナルの種類を変更できるデバイスがあります。
このプロパティはアウトプットトリガの種類を以下の値から選択できます:
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__LOW
"LOW" アウトプットトリガはLOWを出力します。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__HIGH
"HIGH" アウトプットトリガはHIGHを出力します。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__GLOBALEXPOSURE
"EXPOSURE" グローバル露光タイミングでアウトプットトリガはアクティブになります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__ANYROWEXPOSURE
"ANYROW EXPOSURE" センサのいずれかの行が露光している間アウトプットトリガはアクティブになります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__TRIGGERREADY
"TRIGGERREADY" トリガ入力の準備が整うとアウトプットトリガはアクティブになります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_KIND__PROGRAMABLE
"PROGRAMABLE" アウトプットトリガはプログラム可能です。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PERIOD
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL, SECOND
説明
このプロパティは、DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_ACTIVEが、"EDGE"に設定されている場合、アウトプットトリガの長さを設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_POLARITY
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはアウトプットトリガの極性を設定することができます。下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_POLARITY__NEGATIVE
"NEGATIVE" トリガの極性はネガティブです。アウトプットトリガは低い値がアクティブです。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_POLARITY__POSITIVE
"POSITIVE" トリガの極性はポジティブです。アウトプットトリガは高い値がアクティブです。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PREHSYNCCOUNT
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
DCAMPROP_SENSORMODE__PROGRESSIVEまたは、DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE__HSYNCで利用できます。これは、HSYNCのタイミングを出力できます。このプロパティは、露光開始前にトリガを出力することができます。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_PROGRAMABLESTART
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
アウトプットトリガの開始タイミングを設定できます。以下の値から選択できます:
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_PROGRAMABLESTART__FIRSTEXPOSURE
"FIRST EXPOSURE" アウトプットトリガは最初の露光から出力されます。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_PROGRAMABLESTART__FIRSTREADOUT
"FIRST READOUT" アウトプットトリガは最初の読み出しから出力されます。
参照

DCAM_IDPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE
分類
Output Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
プログラマブルトリガのタイミングを変更できるカメラがあります。
このプロパティは、下記のいずれかの値から設定できます:
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE__EXPOSURE
"EXPOSURE" グローバル露光の立ち上がりが起点となります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE__READOUTEND
"READOUT END" センサ読み出しの終了が起点となります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE__VSYNC
"VSYNC" VSYNCシグナルの開始が起点となります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE__HSYNC
"HSYNC" HSYNCシグナルの開始が起点となります。
DCAMPROP_OUTPUTTRIGGER_SOURCE__TRIGGER
"TRIGGER" トリガ入力の立ち上がりが起点となります。
参照

DCAM_IDPROP_PHOTONIMAGINGMODE
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは暗い画像に有効なフォトンイメージングモードの値を指定できます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_SENSITIVITYMODEとは独立しています。このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_PHOTONIMAGINGMODE__0
"0" フォトンイメージングモードは適用されません。
DCAMPROP_PHOTONIMAGINGMODE__1
"1" フォトンイメージングモードは、モード1に設定されます。
DCAMPROP_PHOTONIMAGINGMODE__2
"2" フォトンイメージングモードは、モード2に設定されます。
DCAMPROP_PHOTONIMAGINGMODE__3
"3" フォトンイメージングモードは、モード3に設定されます。
参照

DCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTES
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはインタフェースドライバから画像を受け取るための一時バッファとして使用するメモリ量を指定します。値が0の時は無効となり、標準プロセスで制御されることになります。
単位はByteであり、最大値は基本2000000(2GB)になります。ただし、インタフェースドライバによってはフレーム数の制限がかかることがあり、2GBより小さくなることがあります。その場合、ビニングやサブアレイの設定によってカメラから出力されるサイズが変更されることで最大値が変動します。
同じようなプロパティとしてDCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTES_MBがあり、こちらはMBを単位として指定することができます。同時に機能せず、このプロパティはDCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTES_MBの値が0の時だけ有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTES_MB
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはインタフェースドライバから画像を受け取るための一時バッファとして使用するメモリ量を指定します。値が0の時は無効となり、動作はDCAM_IDPROP_PRIMARYBUFFER_TOTALBYTESの設定によって決まります。
単位はMBであり、最大値は基本搭載メモリのサイズによって決まります。ただし、インタフェースドライバによってフレーム数の制限がかかる場合は、最大枚数にカメラから出力される画像サイズをかけた値が最大値となります。
同じようなプロパティとしてDCAM_IDPROP_PRIMARYBUFER_TOTALBYTESがあり、こちらはByteを単位として指定することができます。同時に機能せず、このプロパティの設定が優先されます。
参照

DCAM_IDPROP_READOUT_DIRECTION
分類
Sensor mode
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはセンサの読み出し方向を設定できます。このプロパティは、例えば、DCAM_IDPROP_SENSORMODEが、DCAMPROP_SENSORMODE__TDIまたは、DCAMPROP_SENSORMODE__PROGRESSIVEに設定されているときに利用できます。
DCAMPROP_READOUT_DIRECTION__FORWARD
"FORWARD" 読み出し方向は上から下です。
DCAMPROP_READOUT_DIRECTION__BACKWARD
"BACKWARD" 読み出し方向は下から上です。
DCAMPROP_READOUT_DIRECTION__BYTRIGGER
"BY TRIGGER" 外部トリガが方向を変更できます。この機能は、新しいカメラで利用できます。カメラの取扱説明書をご参照ください。
DCAMPROP_READOUT_DIRECTION__DIVERGE
"DIVERGE" 読み出し方向は、中央のラインから上下に広がります。
DCAMPROP_READOUT_DIRECTION__FORWARDBIDIRECTION
"FORWARD BIDIRECTION" 始めの読み出し方向は、上から下です。そのあとはフレーム毎に読み出し方向が下から上、上から下と切り替わります。
DCAMPROP_READOUT_DIRECTION__REVERSEBIDIRECTION
"REVERSE BIDIRECTION" 始めの読み出し方向は、下から上です。そのあとはフレーム毎に読み出し方向が上から下、下から上と切り替わります。
参照

DCAM_IDPROP_READOUTSPEED
分類
Sensor mode
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、センサの読み出し速度を設定できます。通常、ゆっくりした読み出しが、より良いシグナルノイズレシオ(SNR)になります。
値が小さい方が遅くなり、値が大きいほうが速くなります。
2つの値が特別に定義されています。DCAMPROP_READOUTSPEED__SLOWESTは、最も遅いスピードを選択できます。DCAMPROP_READOUTSPEED__FASTESTは、最も速いスピードを選択できます。サポートされている値はカメラによって異なります。 これらの値は設定のために用意されています。アプリケーショーンソフトウエアが値を問い合わせた時は、設定した値とは異なる値が返ってくることがあります。
DCAMPROP_READOUTSPEED__SLOWEST
(no text) 最も遅い読み出しスピードを使用します。
DCAMPROP_READOUTSPEED__FASTEST
(no text) 最も速い読み出しスピードを使用します。
参照

DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFILE (4.0-)
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、dcamcap_record()または、dcamrec_*()関数で録画をするときに、ファイルあたりのデータサイズを返します。このプロパティを、DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFRAMEまたは、DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERSESSIONと使用する場合、録画ファイルが何バイトになるか計算することができます。
参照

DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFRAME (4.0-)
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは、dcamcap_record()または、dcamrec_*()関数で録画をするときに、フレームあたりのデータサイズを返します。 このプロパティを、DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFILEまたは、DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERSESSIONと使用する場合、録画ファイルが何バイトになるか計算することができます。
参照

DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERSESSION (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティはレコーディング関数使用時に、1セッションあたり必要となるバイト数を返します。DCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFILE及びDCAM_IDPROP_RECORDFIXEDBYTES_PERFRAMEと組み合わせて使用することで、アプリケーションは現在の記憶領域の空き容量から何枚レコーディングできるかを確認できます。
参照

DCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTER
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、リカーシブフィルタモードを指定することができます。このプロパティは、次のいずれかの値を持つことができます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" リカーシブフィルタ機能はオフとなります。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" リカーシブフィルタ機能はオンとなります。
参照

DCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTERFRAMES
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、リカーシブモードを使用する際のフレーム数を指定できます。この値はDCAM_IDPROP_RECURSIVEFILTERがONに設定されている場合、有効となります。
カメラがこのプロパティをサポートしている場合、この値は2、4、8、16のいずれかとなります。
参照

DCAM_IDPROP_SENSITIVITY
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL
説明
このプロパティを使用すると、センシティビティによる増倍レベルを指定できます。センシティビティとは、センサからの輝度データを出力する前に増幅する機能を意味しています。
センシティビティの代表的な機能は、EM-CCDカメラのEMゲインです。
通常このプロパティの値は相対値ですが、EM-CCDカメラを使用し、かつDCAM_IDPROP_DIRECTEMGAIN_MODEがONの場合、この値はREALとなり、DCAM内部のテーブルから計算された倍率数となります。その数字はリアルタイムで計算されてはいませんが、EM-Gainが調整されていれば問題ない値となります。
参照

DCAM_IDPROP_SENSITIVITYMODE
分類
Sensitivity
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは将来、センシティビティの機能を拡張するために用意されています。カメラがセンシティビティをサポートしている場合、現段階でこの値は固定されています。
DCAMPROP_SENSITIVITYMODE__ON
"ON" センシティビティは有効です。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORCOOLER
分類
Sensor cooler
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、センサの冷却モードを指定できます。このプロパティには、次のいずれかの値を持つことができます。
DCAMPROP_SENSORCOOLER__OFF
"OFF" センサ冷却はOFFです。
DCAMPROP_SENSORCOOLER__ON
"ON" センサは設定された冷却温度に向かって冷却されます。
DCAMPROP_SENSORCOOLER__MAX
"MAX" センサは可能な限り冷却されます。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORCOOLERFAN
分類
Sensor cooler
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、センサの冷却用ファンのオン/オフを切り替えることができます。このプロパティは、次のいずれかの値を持つことができます。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" ファンが動作します。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" ファンが停止します。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORCOOLERSTATUS
分類
Sensor cooler
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはセンサ冷却のステータスを返します。このプロパティは以下のいずれかの値を持つことができます。
DCAMPROP_SENSORCOOLERSTATUS__NONE
"NONE" センサ冷却ステータスの報告はありません。この理由として、デバイスがこの機能をサポートしていない、または現在の状態が報告できない場合が考えられます。
DCAMPROP_SENSORCOOLERSTATUS__OFF
"OFF" センサ冷却は現在動作していません。
DCAMPROP_SENSORCOOLERSTATUS__READY
"READY" センサ冷却は安定したセンサ温度に制御されています。
DCAMPROP_SENSORCOOLERSTATUS__BUSY
"BUSY" センサ冷却は現在、安定したセンサ温度になるように冷却されています。
DCAMPROP_SENSORCOOLERSTATUS__ALWAYS
"ALWAYS" センサ冷却は常に動作しており、特に制御されていません。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORMODE
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、カメラのセンサモードを指定することができます。下記の値が定義されています。
DCAMPROP_SENSORMODE__AREA
"AREA" カメラはエリアの画像を出力します。
DCAMPROP_SENSORMODE__LINE
"LINE" カメラはDCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHTによって合わせられたラインの画像を出力します。
DCAMPROP_SENSORMODE__TDI
"TDI" TDI技術によって出力されたラインデータをDCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHTで指定した数でバンドルした画像を出力します。
DCAMPROP_SENSORMODE__TDI_EXTENDED
"TDI EXTENDED" このモードはほとんど””TDI”の場合と同じですが、一部のカメラでは2種類の異なったLINE INTERVALのレンジを持っています。このモードは”TDI”よりも長いインターバルを持っています。
DCAMPROP_SENSORMODE__PROGRESSIVE
"PROGRESSIVE" カメラは制御されたラインスピードで、上から下もしくは下から上へのライン画像を出力します。
DCAMPROP_SENSORMODE__PHOTONNUMBERRESOLVING
"PHOTON NUMBER RESOLVING" カメラはリアルタイムでAD変換されたデータから光子数を測定し、1光電子を1としたデジタルデータを出力します。
DCAMPROP_SENSORMODE__PARTIALAREA
"PARTIAL AREA" エリアに対してフル画角より小さい固定された画角に2x2ビニングした画像をセンサから出力します。
DCAMPROP_SENSORMODE__PANORAMIC
"PANORAMIC" 水平サイズはエリアと同じで、垂直サイズはエリアより小さく固定された横長の画像をセンサから出力します。
AREAセンサモードでは、カメラはセンサをAREAモードに設定するため、出力データはエリア画像となります。
LINEセンサモードでは、カメラはAREAセンサであっても、センサをLINEモードに設定します。出力データはDCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHTで指定された数によって合わせられたエリア画像となります。
TDIセンサモードでは、カメラはTDI機能に則って露光、読み出しを行い、出力データはDCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHTで指定された数分合わせられたエリア画像となります。
PROGRESSIVEセンサモードでは、カメラは上から下または下から上方向に露光と読み出しが行われます。この機能は主に、ローリングシャッタのセンサを持つカメラによってサポートされます。このセンサモードの場合には、垂直方向の読み出し速度が制御可能となり、それらはDCAM_IDPROP_INTERNALLINESPEED及びDCAM_IDPROP_INTERNAL_LINEINTERVALで制御できます。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORMODE_LINEBUNDLEHEIGHT
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、センサモードがLINEまたはTDI時のラインバンドル数を設定できます。ライン出力でのデータをこの設定値でまとめることでフレームとして扱われます。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORMODE_PANORAMICSTARTV
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、センサモードがPANORAMICの時、垂直方向の読み出し開始位置を設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORMODE_TDISTAGE
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、使用するTDI段数を設定することができます。Area センサモード時は出力される画像の垂直画素数に相当します。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATURE
分類
Sensor cooler
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
REAL Celsius
説明
このプロパティはイメージセンサの温度をセ氏単位で返します。
参照

DCAM_IDPROP_SENSORTEMPERATURETARGET
分類
Sensor cooler
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
REAL Celsius
説明
このプロパティを使用すると、イメージセンサのターゲット温度をセ氏単位で設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIBDATAMEMORY
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、シェーディング補正に使用する画像ページを指定することができます。アプリケーションがこのプロパティの数を設定すると、カメラは指定された画像をシェーディング補正に使用します。この値はDCAM_IDPROP_SHADINGCORRECTIONがONの時、有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_METHOD
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用するとシェーディング補正の方法を選択することができます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_SHADINGCALIB_METHOD__AVERAGE
"AVERAGE" 画像補正のターゲットの値は、全画素の平均値となります。
DCAMPROP_SHADINGCALIB_METHOD__MAXIMUM
"MAXIMUM" 画像補正のターゲットの値は、全画素の最大値となります。
DCAMPROP_SHADINGCALIB_METHOD__USETARGET
"USE TARGET" 画像補正のターゲットの値は、DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_TARGETによって設定された値となります。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_SAMPLES
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、シェーディング補正時の平均化サンプルの合計枚数を設定することができます。
SENSORタイプがAREAの場合、サンプルの単位は1フレームとなり、SENSORタイプがLINE/TDIの場合、サンプルの単位は1ラインとなります。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLEMAXERRORPERCENT
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、感度補正を行うデータにおける、不均一性のパーセンテージを設定することができます。基準値として平均輝度値を取得し、輝度のばらつきが設定した値を下回るとき、感度補正用のデータとして取得されます。この値はプラスマイナス両方の範囲に適用されます。0が設定された時は、輝度のばらつきは確認されません。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLEMININTENSITY
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、感度補正用に輝度データを取得する際に判定する最低輝度を設定することができます。いくつかの画素データがこの値よりも低い場合、カメラは全てのデータを補正用として使用しません。このような状況が発生した場合、補正は終了しません。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLESAMPLES
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、安定したフレームの最小数を設定できます。安定したフレームとは、以下に挙げる別のプロパティによって設定された全ての条件を満たしたフレームになります。
DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLEMININTENSITY
DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_STABLEMAXERRORPERCENT
この値が0の場合、カメラは入ってきた全てのデータに対して補正を行います。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCALIB_TARGET
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、補正時の目標値を設定することができます。
参照

DCAM_IDPROP_SHADINGCORRECTION
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、シェーディング補正機能を有効にすることができます。このプロパティは以下のいずれかの値を持つことができます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" シェーディング補正機能はOFFとなります。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" シェーディング補正機能はDCAM_IDPROP_SHADINGCALIBDATAMEMORYで指定された別のイメージを使用して動作します。
参照

DCAM_IDPROP_SHUTTER_MODE
分類
Readout
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはCMOSセンサのシャッタモードを設定できます。
DCAMPROP_SHUTTER_MODE__GLOBAL
GLOBAL CMOSセンサの読み出しがグローバルシャッタになります。
DCAMPROP_SHUTTER_MODE__ROLLING
ROLLING CMOSセンサの読み出しがローリングシャッタになります。
参照

DCAM_IDPROP_SPOTNOISEREDUCER
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、スポットノイズ除去機能を有効にすることができます。このプロパティは以下のいずれかの値を持つことができます。
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" スポットノイズ除去はOFFとなります。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" スポットノイズ除去はONとなります。
参照

DCAM_IDPROP_STORESHADINGCALIBDATATOMEMORY
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
W/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはシェーディング補正用の画像を保存するのに使用されます。アプリケーションがこのプロパティへ番号を設定した場合、カメラは番号によって指定されたページへ、シェーディング補正画像を保存します。このプロパティはどのような状態でも設定することができます。
参照

DCAM_IDPROP_STORESUBTRACTIMAGETOMEMORY
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
W/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは減算画像を保存するのに使用されます。アプリケーションがこのプロパティへ番号を設定した場合、カメラは番号によって指定されたページへ、減算画像を保存します。このプロパティはどのような状態でも設定することができます。
参照

DCAM_IDPROP_STORETAPCALIBDATATOMEMORY
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
W/O
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、補正用データをメモリに保存することができます。このプロパティはどのような状態でも設定することができます。
参照

DCAM_IDPROP_SUBARRAYHPOS
分類
Binning and Subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、画像取得エリアの左の位置を指定することができます。このプロパティはDCAM_IDPROP_SUBARRAYMODEがDCAMPROP_MODE__ONに設定されている場合、有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_SUBARRAYHSIZE
分類
Binning and Subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、画像取得エリアの水平方向の幅を指定することができます。このプロパティはDCAM_IDPROP_SUBARRAYMODEがDCAMPROP_MODE__ONに設定されている場合、有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_SUBARRAYMODE
分類
Binning and Subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、サブアレイ設定を有効にすることができます。このプロパティを有効にすると、サブアレイの全てのプロパティが有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_SUBARRAYVPOS
分類
Binning and Subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、画像取得エリアの上からの位置を指定することができます。このプロパティはDCAM_IDPROP_SUBARRAYMODEがDCAMPROP_MODE__ONに設定されている場合、有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_SUBARRAYVSIZE
分類
Binning and Subarray
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティを使用すると、画像取得エリアの垂直方向の幅を指定することができます。このプロパティはDCAM_IDPROP_SUBARRAYMODEがDCAMPROP_MODE__ONに設定されている場合、有効となります。
参照

DCAM_IDPROP_SUBTRACT
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、バックグランドサブトラクションモードを設定できます。このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_MODE__OFF
"OFF" バックグランドサブトラクションはOFFです。
DCAMPROP_MODE__ON
"ON" バックグランド画像が、DCAM_IDPROP_SUBTRACTIMAGEMEMORYによって設定されている場合、バックグランドサブトラクションは利用可能です。
参照

DCAM_IDPROP_SUBTRACTIMAGEMEMORY
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはサブトラクションで使用するイメージページを指定できます。 アプリケーションがこの値を設定したとき、カメラは指定されたページの画像をサブトラクションの画像として使用します。 アプリケーションはいつでもこの値を設定できます。この値は、DCAM_IDPROP_SUBTRACTが“ON”に設定されたときに使用されます。
参照

DCAM_IDPROP_SUBTRACTOFFSET
分類
ALU
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティはバックグランドサブトラクションのオフセットの値を設定できます。この値は、DCAM_IDPROP_SUBTRACTが“OFFSET”または“IMAGE”のとき使用されます。
参照

DCAM_IDPROP_SYNCREADOUT_SYSTEMBLANK
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは読み出し同期トリガのブランクを選択できます。
DCAMPROP_SYNCREADOUT_SYSTEMBLANK__STANDARD
"STANDARD" 読み出し同期トリガのブランクはstandardです。
DCAMPROP_SYNCREADOUT_SYSTEMBLANK__MINIMUM
"MINIMUM" 読み出し同期トリガのブランクはminimumです。
参照

DCAM_IDPROP_SYSTEM_ALIVE
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはデバイスの接続状態を返します。このプロパティは下のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_SYSTEM_ALIVE__OFFLINE
"OFFLINE" システムはオフラインです。
DCAMPROP_SYSTEM_ALIVE__ONLINE
"ONLINE" システムはオンラインです。
DCAMPROP_SYSTEM_ALIVE__ERROR
"ERROR" システムはオンラインですが、ハードウエアに問題が発生しています。
参照

DCAM_IDPROP_TAPCALIB_BASEDATAMEMORY
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、キャリブレーションのベースデータを設定できます。この値で指定されるインデックスメモリが、最初のキャリブレーションで使用されます。
参照

DCAM_IDPROP_TAPCALIBDATAMEMORY
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
W/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはタップキャリブレーションのデータメモリの数を設定できます。この値が設定されると、カメラは、特定のメモリからデータをロードします。
参照

DCAM_IDPROP_TAPCALIB_GAIN
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはゲインテーブルの数を設定できます。
このプロパティはARRAYです。
参照

DCAM_IDPROP_TAPGAINCALIB_METHOD
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはタップゲインキャリブレーションの方法を選択できます。このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_TAPGAINCALIB_METHOD__AVE
"AVERAGE" 平均を使用します。
DCAMPROP_TAPGAINCALIB_METHOD__MAX
"MAX" 最大値を使用します。
DCAMPROP_TAPGAINCALIB_METHOD__MIN
"MIN" 最小値を使用します。
参照

DCAM_IDPROP_TESTPATTERN_KIND
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはテストパターンを選択できます。このプロパティは、DCAM_IDPROP_OUTPUT_INTENSITYが、DCAMPROP_OUTPUT_INTENSITY__TESTPATTERNのとき有効です。このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__HORZGRADATION
"HORZ GRADATION" カメラは横方向にグラデーションのかかったデータを出力します。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__IHORZGRADATION
"INVERT HORZ GRADATION" カメラは横方向に逆グラデーションのかかったデータを出力します。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__VERTGRADATION
"VERT GRADATION" カメラは縦方向にグラデーションのかかったデータを出力します。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__IVERTGRADATION
"INVERT VERT GRADATION" カメラは縦方向に逆グラデーションのかかったデータを出力します。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__LINE
"LINE" カメラはラインパターンのデータを出力します。ラインが白で背景が黒です。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__ILINE
"LINE" カメラはラインパターンのデータを出力します。ラインが黒で背景が白です。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__FLAT
"FLAT" カメラは、一定の輝度パターンのデータを出力します。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__DIAGONAL
"DIAGONAL" カメラは対角線パターンデータを出力します。
DCAMPROP_TESTPATTERN_KIND__IDIAGONAL
"DIAGONAL" カメラは対角線パターンデータを出力します。DIAGONALに対して明るさが反転します。
参照

DCAM_IDPROP_TESTPATTERN_OPTION
分類
Calibration and correction
読み取り/書き込みモード
W/O
値の型
MODE
説明
このプロパティはTESTPATTERNのためのオプションを設定できます。
参照

DCAM_IDPROP_TIMESTAMP_PRODUCER (4.0-)
分類
System Information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは、TIMESTAMPがどこから提供されているか返します。プロパティは、下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_TIMESTAMP_PRODUCER__NONE
"NONE" TIMESTAMPは、カメラまたは現在の環境下ではサポートされていません。
DCAMPROP_TIMESTAMP_PRODUCER__DCAMMODULE
"DCAMMODULE" TIMESTAMPは、DCAMから提供されます。
DCAMPROP_TIMESTAMP_PRODUCER__KERNELDRIVER
"KERNELDRIVER" TIMESTAMPは、カーネルドライバから提供されます。
DCAMPROP_TIMESTAMP_PRODUCER__CAPTUREDEVICE
"CAPTUREDEVICE" TIMESTAMPは、フレームグラバから提供されます。
DCAMPROP_TIMESTAMP_PRODUCER__IMAGINGDEVICE
"IMAGINGDEVICE" TIMESTAMPは、カメラから提供されます。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_CYCLICTRIGGERPERIOD
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
SECOND
説明
このプロパティはサイクリックトリガの間隔を返します。この値が正だった場合、露光終了から、この間隔までトリガが出力されます。この値が0だった場合、この値が0の場合、カメラはサイクリックトリガをサポートしていません。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_EXPOSURE
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
MODE
説明
このプロパティは露光のタイミングを返します。このプロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_TIMING_EXPOSURE__AFTERREADOUT
"AFTER READOUT" 露光は直前のフレームの読み出しが終了してから開始されます。
DCAMPROP_TIMING_EXPOSURE__OVERLAPREADOUT
"OVERLAR READOUT" 露光は直前のフレームの読み出し中に開始されます。
DCAMPROP_TIMING_EXPOSURE__ROLLING
"ROLLING" 露光は、それぞれの画素の直前のフレームの読み出し終了後に開始されます。
DCAMPROP_TIMING_EXPOSURE__ALWAYS
"ALWAYS" センサは読み出し中に関わらず、常に露光しています。
DCAMPROP_TIMING_EXPOSURE__TDI
"TDI" センサはTDIセンサとして動作しています。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_GLOBALEXPOSUREDELAY
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
SECOND
説明
センサがGLOBAL SHUTTER機能を持っていない場合、全ての画素が露光している状態であるGLOBAL EXPOSUREは露光開始から遅れます。このプロパティはGLOBAL EXPOSUREが露光開始からどれだけ遅れるかを返します。
これは、ストロボのような光源の観察に有用です。
このプロパティは、DCAM_IDPROP_TRIGGER_GLOBAL_EXPOSUREが、DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__DELAYEDのときに使用可能です。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_INVALIDEXPOSUREPERIOD
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
SECOND
説明
この値は、トリガ入力から露光開始までに必要な時間を示します。構造上の問題で、すぐに露光を開始できないセンサがあります。遅延には様々な理由がありますが、このプロパティは、その時間だけを返します。
この値はインプットトリガのジッタは含みません。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_MINTRIGGERBLANKING
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
SECOND
説明
このプロパティは、露光の終了からトリガレディまでの時間を返します。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_MINTRIGGERINTERVAL
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
SECOND
説明
このプロパティは、トリガ入力を受け付けてから、トリガレディまでの時間を返します。
参照

DCAM_IDPROP_TIMING_READOUTTIME
分類
Synchronous timing
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
SECOND
説明
このプロパティは読み出し時間を秒単位で返します。
参照

DCAM_IDPROP_TRANSFERINFO_FRAMECOUNT
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは直前の画像取得の取り込み枚数を返します。一部のカメラのみこのプロパティをサポートしています。
参照

DCAM_IDPROP_TRANSFERINFO_LOSTCOUNT
分類
System information
読み取り/書き込みモード
R/O
値の型
LONG
説明
このプロパティは直前の画像取得の取り込み失敗した枚数を返します。一部のカメラのみこのプロパティをサポートしています。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERACTIVE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはどのトリガの種類を設定できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGERACTIVE__EDGE
"EDGE" 露光はトリガの立ち上がり、または立ち下がりでスタートします。
DCAMPROP_TRIGGERACTIVE__LEVEL
"LEVEL" トリガがhighまたはlowの間、露光されます。
DCAMPROP_TRIGGERACTIVE__SYNCREADOUT
"SYNCREADOUT" パルス間が露光時間になります。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGER_CONNECTOR
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはトリガ入力のコネクタを選択できます。
DCAMPROP_TRIGGER_CONNECTOR__BNC
"BNC" 入力ピンはBNCコネクタです。
DCAMPROP_TRIGGER_CONNECTOR__INTERFACE
"INTERFACE" 入力ピンはインタフェースケーブルが使われます。カメラリンクとLVDSタイプのほとんどのカメラがこれをサポートしています。しかし、これはDCAM内でソフトウエアトリガ時に使用されます。
DCAMPROP_TRIGGER_CONNECTOR__MULTI
"MULTI" 入力ピンは、Multi I/Oピンです。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERDELAY
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
SECOND
説明
このプロパティは、ディレイの時間を設定することができます。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティを使用すると、トリガを有効にする方法を選択できます。カメラがこのプロパティをサポートしている場合、トリガ有効信号をカメラに入力できます。 トリガ有効信号は下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVE__ALWAYS
"ALWAYS" トリガは、トリガ有効信号に関わらず、常に有効です。
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVE__LEVEL
"LEVEL" トリガは、トリガ有効信号がハイまたはローの間、有効になります。
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVE__START
"START" トリガは、トリガ有効信号を受け付けた後、有効になります。
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVE__BURST
"BURST" トリガは、トリガ有効信号を受け付けた後、決められた数分、有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_POLARITY
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、トリガ有効信号の極性を設定できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_POLARITY__NEGATIVE
"NEGATIVE" トリガの立下りまたはローレベル。
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_POLARITY__POSITIVE
"POSITIVE" トリガの立ち上がりまたはハイレベル。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_SOURCE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、トリガ有効信号の入力コネクタを設定できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_SOURCE__MULTI
"MULTI" 入力ピンはMulti I/Oピンです。
DCAMPROP_TRIGGERENABLE_SOURCE__SMA
"SMA" 入力ピンはSMAコネクタです。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_BURSTTIMES
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、トリガ有効信号が入力された後に、受け付けられるトリガの数を設定できます。
このプロパティは、DCAM_IDPROP_TRIGGERENABLE_ACTIVEが有効で、"BURST"に設定されているときだけ有効になります。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGER_FIRSTEXPOSURE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、露光がトリガ前に開始されるか、トリガ後に開始されるか設定できます。プロパティは下記のいずれかの値を取ります:
DCAMPROP_TRIGGER_FIRSTEXPOSURE__NEW
"NEW" 露光はトリガの後に開始されます。
DCAMPROP_TRIGGER_FIRSTEXPOSURE__CURRENT
"CURRENT" 露光はトリガの前に開始されます。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、GLOBAL EXPOSUREのいくつかのオプションを選択できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__ALWAYS
"ALWAYS" 全ての露光でグローバル露光されます。この場合、センサはCCDまたはCMOSでグローバルシャッタです。
DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__DELAYED
"DELAYED" グローバル露光は、センサの露光開始から遅れます。この場合、センサはCMOSでローリングシャッタです。
DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__EMULATE
"EMULATE" グローバル露光はエミュレートされます。この場合、センサはCMOSでローリングシャッタです。しかし、トリガによって二つのフレームが足し合わされます。光源が短時間発光する場合、ローリングシャッタをグローバルシャッタとしてエミュレートできます。
DCAMPROP_TRIGGER_GLOBALEXPOSURE__GLOBALRESET
"GLOBAL RESET" グローバルリセットが使われます。この場合、センサはCMOSでローリングシャッタです。しかし、リセットのタイミングが同時です。そのため光源はトリガ後に待ち時間無しで発光できます。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGER_MODE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティはトリガモードを選択できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGER_MODE__NORMAL
"NORMAL" 標準的なトリガモードです。DCAM_IDPORP_TRIGGERACTIVEが有効です。
DCAMPROP_TRIGGER_MODE__PIV
"PIV" トリガはPIVを実行します。最初のフレームの露光時間は、DCAM_IDPROP_TRIGGERACTIVEで選択されます。
DCAMPROP_TRIGGER_MODE__START
"START" トリガにより、インターナルモードが開始されます。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERPOLARITY
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、トリガの極性を選択できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGERPOLARITY__NEGATIVE
"NEGATIVE" 立下りまたはローレベル。
DCAMPROP_TRIGGERPOLARITY__POSITIVE
"POSITIVE" 立ち上がりまたはハイレベル。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERSOURCE
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
MODE
説明
このプロパティは、どのトリガソースを使用するか選択できます。下記の値が定義されています:
DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__INTERNAL
"INTERNAL" カメラは自分のタイミングを使用します。
DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__EXTERNAL
"EXTERNAL" カメラはインプットトリガピンから入力されるトリガで動作します。
DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__SOFTWARE
"SOFTWARE" カメラはソフトウエアによって出されるトリガによって動作します。
DCAMPROP_TRIGGERSOURCE__MASTERPULSE
"MASTER PULSE" カメラは自分のタイミングジェネレータから出されるトリガによって動作します。
参照

DCAM_IDPROP_TRIGGERTIMES
分類
Trigger
読み取り/書き込みモード
R/W
値の型
LONG
説明
このプロパティは、読み出し同期トリガモード時にトリガの回数を設定できます。このプロパティでトリガ数が指定されると、カメラは現在の露光を読み出して次の露光を開始します。
参照

このチャプターの先頭へ戻る


プログラミング


Enumerate supported properties
Show attribute of a property
Enumerate Value Text
Enumerate value of VOLATILE properties
Enumerate value of INFLUENTIAL properties
Enumerate value of UPDATED properties

Enumerate supported properties
void enumerate_supported_properties(
HDCAM hdcam /* DCAMのハンドル */
) {
int32 iProp; /* プロパティID */

iProp = 0;
DCAMERR err;
err = dcamprop_getnextid( hdcam, &iProp, DCAMPROP_OPTION_SUPPORT );
while( !failed(err) && iProp != 0 )
{
/* iPropの値はデバイスがサポートしているプロパティIDとなります。 */

/* プロパティのアトリビュートを取得します。 */
DCAMPROP_ATTR attr;
char name[ 64 ];

memset( &attr, 0, sizeof(attr) );
attr.iProp = iProp;
err = dcamprop_getattr( hdcam, &attr );
if( failed(err) )
break;

/* プロパティの名前を取得します。 */
err = dcamprop_getname( hdcam, iProp, name, sizeof(name) );
if( failed(err) )
break;

printf( "%s property is supported\n", name );

err = dcamprop_getnextid( hdcam, &iProp, DCAMPROP_OPTION_SUPPORT );
}
}

Show attribute of a property
void show_property_type(
HDCAM hdcam, /* DCAMのハンドル */
int32 iProp /* プロパティID */
) {
DCAMPROP_ATTR attr;
char name[ 64 ];
int32 type;

/* プロパティの名前を取得します。 */
dcamprop_getname( hdcam, iProp, name, sizeof( name ) );

/* プロパティのアトリビュートを取得します。 */
memset( &attr, 0, sizeof( attr ) );
attr.iProp = iProp;
dcamprop_getattr( hdcam, &attr );

type = ( attr.attribute & DCAMPROP_TYPE_MASK );
switch( type )
{
case DCAMPROP_TYPE_MODE:
printf( "%s is MODE type.\n", name );
break;
case DCAMPROP_TYPE_LONG:
printf( "%s is LONG type.\n", name );
break;
case DCAMPROP_TYPE_REAL:
printf( "%s is REAL type.\n", name );
break;
default:
printf( "%s is unknown type(0x%02X).\n", name, type );
break;
}
}

Enumerate Value Text
BOOL enumerate_valuetext(
HDCAM hdcam, /* DCAMのハンドル */
int32 iProp /* プロパティID */
) {
DCAMPROP_ATTR attr;
char text[ 64 ];
double v;

/* プロパティのアトリビュートを取得します。 */
memset( &attr, 0, sizeof( attr ) );
attr.iProp = iProp;

if( ! dcamprop_getattr( hdcam, &attr ) )
{
/* 指定したプロパティIDはサポートされていません。 */
return FALSE;
}

/* プロパティがvalue textを所持しているかどうか確認します。 */
if( ! ( attr.attribute & DCAMPROP_ATTR_HASVALUETEXT ) )
{
/* このプロパティはvalue textを所持していません。 */
return FALSE;
}

dcamprop_getname( hdcam, iProp, text, sizeof( text ) );

printf( "%s property has following values.\n", text );

/* value textを取得します。 */
for( v = attr.valuemin; v <= attr.valuemax; )
{
DCAMPROP_VALUETEXT valuetext;
memset( &valuetext, 0, sizeof( valuetext ) );
valuetext.iProp = iProp;
valuetext.value = v;
valuetext.text = text;
valuetext.textbytes = sizeof( text );

if( dcamprop_getvaluetext( hdcam, &valuetext ) )
{
/* プロパティ指定した値のvalueを所持しています。 */
printf( ""%g : %s\n", v, text );
}

if( ! dcamprop_queryvalue( hdcam, iProp, &v, DCAMPROP_OPTION_NEXT ) )
{
/* これ以上値が存在しません。 */
break;
}
}

return TRUE;
}

Enumerate value of VOLATILE properties
void get_volatile_properties(
HDCAM hdcam /* DCAMのハンドル */
) {
int32 iProp; /* プロパティID */
double value;

iProp = 0;
if( dcamprop_getnextid( hdcam, &iProp, DCAMPROP_OPTION_VOLATILE ) )
{
do {
/* iPropの値はVOLATILEのプロパティIDです。 */

/* プロパティの値を取得します。 */
dcamprop_getvalue* hdcam, iProp, &value );

} while( dcamprop_getnextid( hdcam, &iProp, DCAMPROP_OPTION_VOLATILE ) && iProp != 0 );
}
}

Enumerate value of INFLUENTIAL properties
void get_influent_properties(
HDCAM hdcam, /* DCAMのハンドル */
int32 iSrcProp /* 影響力の大きいプロパティID */
) {
int i;
double value;
int32 iDstProp; /* 影響されるプロパティID */

for( i=1; ; i++ )
{
int32 option;
option = DCAMPROP_OPTION_INFLUENCE;
option |= ( DCAMPROP_OPTION_NEXT * i );

iDstProp = iSrcProp;
if( ! dcamprop_getnextid( hdcam, &iDstProp, option ) )
{
/* これ以上影響されるプロパティIDは存在しません。 */
break;
}

/* iDstPropの値は影響されるプロパティIDのひとつです。 */
}
}

Enumerate value of UPDATED properties
void get_updated_properties(
HDCAM hdcam; /* DCAMのハンドル */
) {
int32 iProp; /*  プロパティID */
double value;

iProp = 0;
if( dcamprop_getnextid( hdcam, &iProp, DCAMPROP_OPTION_UPDATED
{
do {
/* iPropの値はUPDATEDプロパティIDとなります。 */

/* プロパティの値を取得します。 */
dcamprop_getvalue( hdcam, iProp, &value );
} while ( dcamprop_getnextid( hdcam, &iProp. DCAMPROP_OPTION_UPDAED ) && iProp != 0 );
}
}

このチャプターの先頭へ戻る